2005-11-10-Thursday
_ [仕事][日常]講義も面白いのかも
前回の講義中、付け焼刃で調べた中ではどこにも詳細に書かれてない、でも絶対アルアル〜と思い付いたことがあった。今日は後半からそれについて熱弁(?)。私の担当講義はなぜか(私の)未開拓分野なので、毎回自分で決めた講義内容に沿って(他人の)話をまとめるだけで精一杯で、「ほんまかいな?」と思いながら他人の言葉を代理でしゃべっている。だが今日は、自分の視点を出して話すことで私の中でかなり生産的だったわけで、それだけでいつもと疲労度というか満足度が格段に異なった。何より時間が足りなーい、もっともっと例をたくさん挙げて、ねっねっ面白いでしょ〜と話しかったが、もう終わってしまった。次回はまた別の話だ。いずれにしても、講義を始めてこんな経験は初めてだ。
内容は、根ツケの形に見られる一つの特徴に注目して、それと江ど絵画および文化との関わりについて。なんて書くと大げさだが。でも今後も他分野で他の特徴と江どの表象ぶん化を結びつけて話せそうだし、「社会で共有されたコードとは何か」という統一したテーマになるかもしれない。もっとも(前任の先生曰く)この講義でそういう歴史的な視点を投ずることは全く求められていなくて、もっと即物的な話を期待されているのだが、私は制作畑じゃなくて分からないものは分からないので仕方ないと諦めていただこう。
それと意外に学生の食いつきが良かったのは、(それは前半の他人の言葉代理部分の出来事だが)江ど版ポンのスライドを見せた時だった。白黒だし画像もはっきりしてなかったのに、へぇ〜昔の人はこんなスケッチしてたんだー、おもしろーいみたいな反応。まだ学籍がある内に大学図書館で古書でも借りて、今度まわしてみるとするかな。
講義後2時間は気持ちも高揚していて夕食準備もできず。20時頃慌てて献立考えて台所に立つ。