2005-06-17-Friday
_ [日常][仕事]ひたすら読んでコメント
色々な情報を受け入れながら生きてる以上、新しいものを作ろうとしたところで、そうそう簡単に発明・新発見にあたるような、見たことも聞いたことも無いものなんて作り出せない。発明も色々なものの蓄積の上に成り立ってるだろうし。研究も同じ。でもだから既存のものをいかに変えるか、というちょっとした工夫や視点が大事だ。
今日もひたすら学生のレポートを読む。何気なく書いたであろう感想文の中から、他の学生には無い作品の見方や、曖昧な感覚を必死で言葉に置き換えたと思われる、壊れてしまいそうな、見逃したら忘れてしまいそうな単語にアンダーラインを引いて、好意的なコメントを書いた。その人らしい見方、言葉では表しえない感覚を自覚してこそ、過去の作品から自分の形に取り込む契機となるだろうから。