数ヵ月後にボスの最終講義が行われるのだが、誰が決めるともなくその時ボスの著作目録を配布することになった。しかしそれを誰が作るのか、って大学近辺にいる人が動かざるを得なくなってしまい、今日は朝から夕方まで院の同僚、後輩とN美の書庫に篭った。膨大な図録の中から当たりをつけてボスの名前をひたすら探し、それを打ち込む作業・・・まるで宝探し。図録は書物の流通ルートにのらないから、書籍検索かけてもヒットしないのだ。今日だいぶ入力はしたが、まだ落ちてるものもあるだろう。全体像が見えない状況なので、ひたすらあがいてる感じがして達成感もない。
帰り道、同僚の幸せな報告を受けてしみじみする。