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stasiの日々


2008-07-11-Friday [長年日記]

_ [日常]昼は翻訳、夜は古城でオペラ

昼間はひたすら翻訳原稿に赤を入れたが、全然終わらず時間切れ。この忙しい時に夫は私にオペラのチケットを買ってきていて、私はこれから一人でオペラを観に行く。この原稿どうするよ。

_ [イベント]「セビリアの理髪師」

とか思ってたけど、ハイデルベルクのお城でのオペラ(セビリアの理髪師)はとても面白くて観にいって良かった。ガレリア座の舞台に通じるところが多々あった。あっという間に3時間が過ぎた。オペラを見ながら笑いを堪えるのにあんなに辛い思いをしたのは初めて。演出がすばらしいし、歌も上手で何より役者揃いで、舞台とオケは距離的にちょっと離れているのにとても良い一体感があって、トータルとして満足感いっぱいだった。オケも歌い手も決して人数は多くないのに、客席にまで、ものすごい強いものが伝わってきた。人数の問題じゃないのね。山の中での演奏なので、風が吹くと木々がざわざわざわと音を立てていて、それもまたすてきだった。日が暮れると共に空気は徐々に冷たくなってきたが、配られたビニールポンチョが意外に暖かくて助かった。こんな寒い場所で演奏する人と歌う人は本当に大変だ。ところで閉幕20分前くらいに突然激しい雨が降ってきて、皆ポンチョを頭から被って、途中で立った人はポンチョを貰い忘れた数人だけ。舞台では雨に降られながら、途中から傘をさしながらも、最後まで演技もしながら見事に歌い続けていた。すごいなあ。帰りはお言葉に甘えてバイオリニストのTさんに家まで車で送って頂いた。

帰宅して慌てて旅支度。3時過ぎに就寝。