2008-08-06-Wednesday [長年日記]
_ [日常]お別れ
階下に住むHさん一家が明日アメリカに帰国するということで夕方、色々な物を持ってお別れの挨拶をしに来てくれた。泣けるメッセージカードに泣ける娘へのプレゼント。夜は何をどう頑張っても、どう気分転換しようとしても、あまりの寂しさに何もする気になれず、ただただ涙があふれてくるばかりだった。バルコニーに出ると、つっかえつっかえながらピアノを弾く音が聞こえてきた。きっとHさんが、もう荷造りも終えてやることもなくなって最後の夜にピアノを弾いているのだろう(全然違う人だったりして)。上手下手といえば、正直いって上手じゃないのだけど、そのやさしい音が妙に染みわたってきて、西日の炎天下、バルコニーのベンチに座ってしばしピアノを鑑賞し、ようやく落ち着いてきた。別に恋人でも家族でもなく、毎日会ってた訳でもなく、語学力不足のせいで交わした言葉の数なんてとても少ないのに。きっとそういう問題じゃないんだなあ、人との関係って。
私なんかより頻繁に、もっと前から定期的にHさん家族と遊んでいたイギリス人HLさんからメールがきた。今日はお別れする時に全員でわんわん泣いたそうで、HLさん家族も今日はとても寂しい夜を過しているとのこと。
2008-08-12-Tuesday [長年日記]
_ [日常]英文メール特訓期間再来
先週末はドイツとフランスの国境の街ストラスブール(場所はフランス)に一泊してきた。電車に乗って数時間の所なのに聞き慣れないフランス語を話していて、街中のショーウィンドウはどこも面白くて、外国に旅する気分を存分に味わえた。
先週、親しくしていたアメリカ人一家が本国へ帰国した。いつも会う約束をするために頻繁にメールをやりとりしていて、彼女の帰国に伴い私の英文メール猛特訓期間も終了かと思いきや、今度はいつも一緒に会っていたイギリス人と大量にメール交換をすることになった。いや、電話で話せばあっという間に終わる内容なのだが、英語力不足でなかなか電話をかける勇気もなく、彼女もたぶん気遣ってくれているのだろう、今日いつどこでどうやって会うかを決めるだけで、先週末から既に何通ものメールをやりとりしている。本当は昨日か今日、どこかでBBQをする予定だったのだ。結局まだどこでどうするか決まっていない。今まではアメリカ人の友人が解説付きで一緒に会話してくれていたので助かっていたが、今回からは、私には聞き取れないイギリス英語(しかも「出る単」に出てこない、知らない単語が頻出するので、もうお手上げ)を話す彼女とコミュニケーションを取らないといけなくて、もちろん楽しみではあるのだけど、その人とのイベントが終わるまで気が抜けない。これも私が帰国する頃には慣れるだろうか。
2008-08-25-Monday [長年日記]
_ [日常][育児]フランス旅行後
先週火曜夜にフランス旅行から戻ってきた。旅行中から紫外線の強い時間帯のみ右の眼と頭だけが激しく痛くなっていたのだが、ドイツに戻ってきた翌朝も室内で日差しを感じただけで寝込む程の痛さ。夫に連れられてトラムに乗って眼科で診てもらってきた。赤いズボンを履いた50代くらいの男の先生。きれいなイギリス英語で診察した内容を聞かせてくれたが、英語の構文は頭に入ってくるけど、肝心の単語が分からないものだらけなので内容はさっぱり分からず。眼鏡の度数が合っていないのが頭痛の原因だろうということだけ理解した。翌日は瞳孔を開く検査をしたが、結局眼には異常ないとのこと。今日は緑のズボンだった。検査後いつまでも焦点が定まらなくて、結局帰宅後ずっと寝て過した。その翌日も太陽を浴びないようにして、一日ベッドでごろごろ。徐々に頭痛はおさまってきた。きっと疲れが眼に来たのだろう。週明けになってようやく体調が復活してきた。
一方、娘は週末から元気がなくなり、食事もあまり取らず、口の中に指を突っ込んで涎がだらだら出っぱなし。寝ている時も苦しそうで熱もあって、一時間に何度も唸ったり泣いたりして、こちらはすっかり寝不足の土日になってしまった。今朝いつもの小児科に予約を入れようと電話したら、ドイツ語の留守電が流れ、どうも夏休みで休業中らしい。ピンチ!そういえば夫が私の眼科を探す時に何かを見たと言ってたっけ。なんてグッドタイミング。行きやすそうな所で無事に予約が取れた。診てもらったところ喉にぶつぶつがあるから、飲み込むのが痛いのだろうとのこと。なるほど。でも心配するような病気ではなかったので一安心。午後からだいぶ元気になってきたよう。娘もきっと疲れがたまっていたのだろう。
_ [育児]コミュニケーション
娘の体調が悪いこともあって(昼間はご機嫌なので助かったが)、週末と今日の3日間、久しぶりにみっちり娘と過したら、娘と意思疎通(?)できるようになっていてびっくりした。例えば娘が眠いことを伝えたい時は、教えた覚えもないのにベビーサインをするし、いつもゴロゴロする時に敷くタオルを指さしたりするのだ。ミルクを飲みたいかと聞くと、いつもミルクを作る場所まで連れて行ってくれ、娘が取り出した鍋を指して、それは元に戻しておいてねと言うと元あった場所に戻す。保育園で覚えたダンスを私に教えてくれる。言葉も復唱するように真似し始めた。何かと保育園の刺激が大きいのだろうけど、たくさんコミュニケーションを取りながら、新しくできるようになりつつある事を自信もって発揮できる場をいっぱい作ってあげたいと思った。