夜、授乳の合間にふとベランダの外に目をやると、遠くに隅田川の花火が見えた。時々欠けてしまうけど第二会場の方なら全体像がわかる程度に。ここ10年近く毎年ボスの所有するビル屋上に呼んで頂いて、迫力満点の花火を間近で観賞してきたのだが、今年も集まりはあったのだろうか。花火の後は皆でボス宅に戻り、飲み直しながら色々な話を交わす。若かった頃(?)は、そのまったりとした時間を苦痛に感じたものだったが、いつの間にか心地よく思えるようになっていた。今日は遠くの空に打ちあがる花火を静かに眺めながら、皆と過した楽しい時間や色々な話を思い出した。