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stasiの日々


2007-02-12-Monday [長年日記]

_ [日常]9年前の自分に感激

引越しに伴い、昨日今日とひたすら家の中を片付けている。今は重い物を持てないので荷詰めは業者さんにお願いするが、カテゴリ別に箱詰めしてもらいたいので、分かりやすく配置し直しながら不要物は処分している。昨日は台所の大きな部分を、今日は自分の机周りを徹底的に大整理した。東京ですぐコピー可能&すぐに使わないコピー物は思い切って処分。

長いこと開いてなかった書類ケースがあった。中から、M1の時に初めて先輩方から教わった調査メモの見本が出てきて懐かしい。さらにスリーブ状のポジも出てきた。よく見ると、畳の上に置かれた作品(しかも研究対象に成り得るような質の高さ)がきれい鮮やかに写っていて、明らかにどこかで調査した生写真。これは何?!ポジに写っている他作品を見ると、なんとT博蔵の有名な指定品ではないか。てことは、これはT博で調査した写真ということか?

T博で調査したのはM1の時、韓国の先生の通訳案内して一緒に調査に参加させてもらったときのみ。この時の写真は大失敗して全て廃棄した覚えがあるが、成功した写真もあったとは知らなかった。

しかしさらに驚いたのはポジと一緒にあった調査メモ。印刷物をコピーして、該当する作品のメモにコピー図版を一つ一つ貼り付けてあり、また韓国の先生が述べたコメントを細かくメモしてあるのだ。当時まだ右も左も分からなかったから、聞き取れなかった単語はカタカナで書いてあったりする。とても自分の仕事とは思えない几帳面さ。このメモは今準備している展示企画にそのまま反映できそう。

研究対象となりそうな作品に対したらメモを取るようにしているが、これまでそれが役に立ったことは皆無に等しい。でも9年前に前向きな気合いだけを支えに無心に取ったメモが、今こんなにも重要な意味を帯びた資料になり得るとは、過去の自分を褒めてあげたい。いや、自分の身は自分で助くってことだ。初心を思い出させてくれた。