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stasiの日々


2005-11-05-Saturday [長年日記]

_ [日常]芸術の秋、らしく

しばらく外の世界に出られずにいたら、いくつものイベントが終了間近になってしまった。今日は無理してでも気になる展覧会や知人の個展を合計6ヶ所まわる予定だったが、起きた時間を見て諦めた。それで結果的に超必要最低限の展示と個展だけまわることに。一つ一つはじっくり見られたので、結果的に悪くはなかった。

最初はN美。私、オバサンの性格してるから招待券を余分に持ってたりすると、もうもったいなくって仕方ない。今日は1枚余ってる上、明日が最終日なので渡すあてもない。前を歩いてた女性にいきなり話しかけて招待券を渡したら、突然のことにびっくりしてたけど、「きゃぁ〜らっきー!たまたま通りがかってポスター見て、どんなんかなぁと思って来たんです」と言ってて、入口で料金見て「買ったら千円もするんですか!」とこれまた驚いていた。渡した相手が、展覧会に行くのを仕事としてなくて、ましてや日本の作品を知らない感じだったので、なおさら良かったなと思った。

中はものすごい混雑。でも久しぶりに選び抜かれた作品だけを見て、ちょっと自分なりの基準ができた。やはり本物を見ないと全然分からないことばかりだ。列の後ろで、子供に作品の見方を楽しく教えてるお父さんがいて、日本にもアメリカ人みたいな教育する人がいるんだ〜感心ネ☆と思い、ふと振り返ったら我が大学・西洋B史のE先生だった。

その後、銀座に出て松屋で開かれているステーショナリーの個展へ。素敵なデザインでファイルやら絵葉書を購入。そのまま久しぶりに同じフロアもあちこち見て楽しむ。有田焼作家の粉引茶碗(しかも2000円で安かった)に惹かれ、何度も持ちかえ引っくり返し、お茶碗の前を往復してみたが、最近自分にご褒美をあげられるような事は何もしてないので今回は諦めた。大量生産品と違って、作家手作りの作品は機会を逃したら二度と出会えないかもしれないが、仕方ない。

ド・トールでミラノサンドAを食べて、今度は知人の個展へ。壁がぎっしり作品で埋まっていて驚いたし、以前にも増して力強さや勢いと同時に安定感を感じた。短期間にどうやってこんなに力の入った作品を制作したのか聞いてみた。すると個展の場所と日時が決まったら、今度は白い壁が埋まらなかったらどうしようという不安に駆られ、最後は搾り出すように必死に自分の中にあるものを描き出したから、かなり苦痛だった、エネルギーを出し切ったと言っていた。あらアーティストもそうなんだ。真剣勝負で論文書くのと全然変わらないんだね。そんな話を聞いたら勇気付けられて元気になって帰宅。

_ [日常]ST締め切りまで、あと21日

初めて書いた時の衝撃を早くも忘れそうな勢いなので、改めて。21日ってあと三週間ってこと?!そんなまさか・・・。えっホント?