2005-12-01-Thursday [長年日記]
2005-12-03-Saturday [長年日記]
2005-12-04-Sunday [長年日記]
_ [日常]ないものねだり
疲れがまだ取れていなくて朦朧とする。昨日はカイロのおかげで肩がだいぶ楽になったが背中は痛い。
午後ストレートをかけに美容院へ。ファッション雑誌の華やかなモノ達を眺めながら、今の道を歩んでなければ、これまでつぎ込んできた膨大な図書資料代、調査費でこんなきれいなモノも十分買えるのになぁ・・・そんなことより家に帰ったら爪のお手入れしたり、鏡の前で流行のメイクを練習してみたりして、楽しかっただろうなぁとか思う。明らかに隣の芝は何とかだろうね。でも一年に何度かそんなこと考える時がある。でも辞めないのは、研究は自分にしか出来ない仕事だという自負があることと、何より研究の楽しさが他の何にも代えがたいから。さて、仕事に戻ろう。
2005-12-06-Tuesday [長年日記]
_ [日常]体育会系マッサージ屋さん
午後久しぶりにゼミに出る。図書館で明後日の講義に使う本を大量に借りる(ヒドイ付焼刃!)。多すぎてリュックに入り切らない上、重すぎ。夕方、お腹が空いたのでドトールでベーグルを食べる。
帰り、大学近くのマッサージ屋に寄る。割安できれいそうだし前からチェックしていた。ところが中はごちゃごちゃしてる上、湿布の臭いがして、あれーって感じ。でも入っちゃったのでお任せすることに。外には○分×円とか色々書いてあって、何分にしようかと考えながら入ったのに、こちらの症状は詳しく聞かれたが、コースの説明は何もなく、突然案内されてうつ伏せになれと言われ、どうなってんだろうとか思いながらも従った。最初の10分は電気治療(?)して、その後はマッサージというか、結構荒い指圧。こんな荒いの初めてだー。首が折れるかと思ったよ。でも隣はしきりにボッコンボッコン音がしていて、もっと手荒そう。これが日本のカイロか?(私が最近行き始めた所は、あんなに乱暴ではない。)
こちらは凝ってるツボを刺激してもらって、はぁ〜そこそこ!と一人でしみじみ思いたいのに、指圧師が職業は何なのかとか、どんなことやってるのかとか色々と質問してくる。日本では文系院生(しかも博士課程)なんて一般的にほとんど知られてないから、今の本当の状況を説明するのは超面倒。だから最近こういう場で聞かれると「研究職デス」とか「ずっとデスクワークです」なんて適当に返事しているのだが、今日は根掘り葉掘り。私、自分のことを聞かれるのは苦手。しかも隣の寝台とはカーテンも隔ててないから、隣の人達の話も丸聞こえ。でもどの人も聞かれもしないのにおしゃべりに夢中。この店、私には合わないや。その上びっくりしたのは、「stasiさん入りまーす!」と担当者が叫ぶと、店員が「へ〜いっ!」と一斉に叫ぶ。ここは寿司屋かい?なんて体育会系なんでしょ。
しかし会計は1500円でやたら安い。ふと横を見たら、なんと知り合いのOB!さすが大学前。駅まで一緒に歩きながら、そのマッサージ屋が昼間はオジチャンオバチャンの溜り場で、皆よく身の上話をするとか、ぎっくり背中(というものがあるそうだ)が治らなくて困っていたが、2ヶ月前から通い始めたら体調が良くなったとか聞く。そして実は私の隣でバッコンバッコンしてたのはその人で、私が「研究職デス!」とか話したのを聞いていたらしく爆笑。
帰宅。手荒い治療だったけど、背中はかなり楽になっている。次回は500円だというし、また行こうかな。
2005-12-08-Thursday [長年日記]
2005-12-09-Friday [長年日記]
_ [旅]羽田発でソウルへ
以前格安航空券で羽田・金浦間の飛行機を使った時は、羽田空港がえらく混雑していて搭乗手続きにかなり時間かかったのだが、今日は格安航空券枠(?)じゃないからか、空港はガラガラ。搭乗口前の大部分はスーツを着たビジネスマン。それと日本人女性の旅行客がちょびっと。マイレージがたまったからこの飛行機に乗れるのだが(羽田・金浦間は格安でも成田・仁川間の倍近くするし)、空港には1時間前に着けば良いみたいだし、とっても楽。楽すぎて海外に行く気がせず、危うくパスポート忘れるところだったが。
全日空意外なほどとても快適だった。日本人だからか?
_ [旅]無事到着
地下鉄で市内へ移動。ソウルに来たの久しぶりだー。宿に無事到着、今回はトラブルもなく部屋ですぐにインターネットにつなげた。しかし外は零下で乾燥した寒さが厳しい。予定を変更してとりあえずセーターでも買いに行って来ます。
_ [旅]一日目午後
宿の近くで食堂を探すが、一人で入れる定食屋なんてなかなか無い。繁盛してそうな店に入って昼食にスンドゥブ(純豆腐鍋)を食べたが、化学調味料をたくさん使っててイマイチだった。
オープンしたばかりのC博へ。えらく広い。お目当ての絵画を見に行くと、教科書に載ってるものがずらーっと並んでいて興奮。しかし一時間ほどで集中力が無くなり、今日はリタイア。
帰りに宿近くのファッションビルでトップス2枚を5万5千ウォンで購入。水など食糧を買って宿へ戻る。1時間程横になって休む。私も年なのか、単に疲れがたまってるだけか・・・。
_ [旅][食]夕食 全羅南道の韓定食「행복한 마음」
取材記事 http://foodtv.co.kr/broadcast/broa_03_b_01.asp?idx=15&gotopage=2&que=&find=
いやぁ心の底から本当においしかった。出てくるもの一つ一つが、やさしい味がして全くきつくない。薄味で物足りないのとは違う。品があるけど温もりもある数々の料理。
ちょっと普段食べないものとしては、エイ刺身(これが美味いんだ!)、ドジョウ汁、ドジョウの天ぷらとかか。最後のおこげ汁も絶妙なおいしさ。思い出すだけで幸せな気持ちになる。毎日でも食べたい。U社長に感謝。ご馳走様でした。
チョンノ区トンイ洞。
2005-12-10-Saturday [長年日記]
_ [旅]ソウル2日目
Pホテルで同行者と合流。タクシーが走り出してから、新しい博物館はどこにあるか分からないという。なぬぅ?とはいえ地下鉄降りてすぐの場所なので、地下鉄駅まで行ってくれと頼んだものの、二駅前で止まってしまった。仕方なく地下鉄に乗り換える。そういえばソウルのタクシーは、博物館や美術館名を言っても全く通じないんだった。
同行者の予定に合わせて15時半頃まで見学。自分も携わったイヤホンガイドを聞いてみると、想像もできないほどヒドイものになっていて、腹が立つのも通り越して、よくもあんなモノを納品する気になったものだと呆れかえった。納品を許した側も相当問題ある。あれを聞く日本人が一人でも少ないことを(どれだけ韓国の印象を悪くするだろうか!)心から祈る。
夜あまりの寒さに歩けなくなり、インサドンで通りがかりの鍋物屋に入ってキムチチゲを食べる。少し早めの時間を狙って、一人でも入れそうだと判断したから入ったのだけど、店の中で初めて私を認識する人にはやはりジロジロ見られ(決して自意識過剰なのではない)、食事が出てくるまでは特に居心地よくない。でも寒さと明日の健康を考えたら、もうそんな視線に萎える年でもないし、これが韓国なのだと慣れるしかない。
2005-12-12-Monday [長年日記]
_ [日常]ヴェルディ「オテロ」予習
ただいま午前2時半。明日の夜「オテロ」観に行くことを思い出した。(事実としては分かっちゃいたが認識していなかった。)夫がネットでパヴァロッティの出てる音を買ってくれたので慌てて予習中。ウェルディというだけでかなり贔屓目だけど、そうじゃなくてもめちゃめちゃかっこいい曲なのでは?ちょっと聞いただけでも音の運びが初期作品よりかなり複雑になってて、演奏(歌も)が難しそうだ。(いや、明日演奏するのは私じゃないってば。)所々でちょっと聞き覚えのあるフレーズが流れる。そういえば実家にフルスコアがあった気がするのだが、持ってくればよかったなぁ。
_ [食]南棗核桃
T事務バイト先のお菓子コーナー(?)にだいぶ前から置いてあった中国の駄菓子。見た目が悪いのでずっと見ぬ振りをしていたのだが、今日たまたま気になって一つかじってみた。
日本ののど飴(長方形のじゃなくて、ビニールに24個入りとかで入ってる方。)のようなパッケージ(透明)で、それをあけるとオブラートに包まれた、羊羹みたいな色をしたものが入っている。噛んでみると、どっかで食べた味がする。そうだ、なつめの味だ!ソウル留学中によく干し棗を歩きながら食べたっけ。その味がする。なつめ羊羹(実際は羊羹じゃないけど、そういうイメージ)にクルミが入っていて、なつめの自然の甘さがあり見た目よりはるかにおいしい。今度中国に行ったら絶対これ買おうと思う。
2005-12-13-Tuesday [長年日記]
_ [日常]指揮者って重要!
今年最後のゼミを途中で早退して上野へ。ソフィア国立歌劇場の「オテロ」、オテロのウラディーミル・ガルージン(はホール中央奥に声がよく届く)、 デズデモーナのアンドレア・ロスト(はR席に輝く声がよく響いた、L席は知らないが)はとっても良かった。しかし音楽がなかなか湧いてこない。舞台はピカピカ光ったり、旋律がドロドロしたり甘くなったりしてるのに、どの場面になってもすべて同じに聞こえる。緊張感が感じられなくて、響いてこない。オケの音もひとつひとつは悪くなさそうなのに。魅力がこんなにも詰まった舞台なのに指揮者はなぜそれを引き出さない?あーもったいない。ジョルジョ・クローチの作るヴェルディの音楽には共感できなかった。
2005-12-18-Sunday [長年日記]
_ [日常]だらだら
いまいち気合が入らずだらだら。たまたまNHKでやっていたアメリカのイラク戦争に関する番組を延々と見てしまう。
なぜか甘いものを体が欲している。その延長で、突然だがクランベリーのパウンドケーキを作ってみた。ホントは別のものを作りたかったが、牛乳もナッツも家に在庫がないため、あり合わせの材料でできるものを。クランベリーは、ボストンで買った干したもの。結局結構甘くてそのままでは食べないから。
簡単な夕食後、換気扇の掃除をした。実は夏にやらなきゃと思いながら今に至ってしまってて、かなり汚れていたのだ。ガスレンジに登って(よくレンジが壊れないものだ)、微妙に足を曲げての掃除だったから、太ももの筋肉がプルプルしている。
深夜、思い出したかのように慌ててクリスマスカード書き。
2005-12-21-Wednesday [長年日記]
_ [日常]ご馳走様でした
巨大事業事務局のバイト。二月に大きな冊子を刊行するために年内には入稿したいという。それで最近各チームから集まった原稿をひたすら編集しているのだが、かなり切羽詰まった状態。それで授業期間終了後、ちょっと詰めて通っている。
今日は会議で帰りは夕方と聞いたのだが、先生が午後戻ってらして、なーんとお土産にドーナツを買ってきて下さったのだ!それで同僚2人とドーナツを1個ずつそれぞれ3等分して、3つの味を楽しんだ。名前は分からないけど、チョコとラズベリーとシュガーシナモン。想像と若干ちがうアメリカの味(?)がして、それがどれもなかなか美味しい。めずらしいドーナツを食べたら、よっしゃもうちょっと頑張るかという気になった。私ってものすごく単純、と我ながら呆れつつ、でも人ってそんなもんなのかもと思ったり。ご馳走様でした!
2005-12-23-Friday [長年日記]
_ [趣味]伝統楽器WS初日
今日から三日間、韓国の胡弓のワークショップ。夏にびっちり講習したからか久しぶりという感じもなく、いきなり夏の続きから入る。今日はビブラートのかけ方や、西洋音楽での装飾音とも三連音符や付点の位置づけとも異なる音について、いくつか奏法を学んだ。拍の頭に「タリラ〜」とするものや、拍の終わりで「ティ〜リリッ」とするものなど。聞くととてもかっこよいが、実際弾くのは結構難しい。
そして中国から伝わった唐楽は、本場中国では失われてしまったが韓国では残っている、といったお話を伺う。ちょっと今考えてる研究ネタに絡められそうな話で興味深い。
漢字で書かれた楽譜の読み方を教わるが、どうも西洋の楽譜のように、この記号だから必ずこの弾き方、という絶対的な決まりにはなっていないようだ。民謡と宮中音楽では、同じ記号でも奏法が異なるらしい。何より初心者がこんがらがるのは、韓国版ドレミが、西洋音楽のようなドレミになっていないということ。曲によって音階が微妙に異なるのだ(ジャンルや地方によるのかも)。
それとイマイチ理屈が分からないのは、1の指(人差し指)から始めるのと、2の指(中指、弦を押えるは感覚は弦楽器と一緒)から始める曲があること。押えやすさの違いなら分かるが。どの指で押えても同じではないのか?しかし1の指で始めると軽快で明るく、2の指だと哀愁帯びた音色になるという。これって例えばGの音を出す時、D線で4を押えるのか、開放弦にするかの違いみたいな感覚?とにかく疑問がいっぱいだが、たくさん曲を学ぶ内に分かってくるのだろう。
後半、背中が痛み始めて辛くなってくる。この背中痛、どこをどう鍛えれば改善するのか?
2005-12-24-Saturday [長年日記]
_ [趣味]ワークショップ二日目
宮廷音楽に入る。親しみある音楽で嬉しい。習い始めた曲は、先生によれば決して宮中で作られたのではなく、民間で流行った曲が宮廷に取り入れられて体系化したから宮廷音楽になってるとのこと。そして現在の楽譜で、異なる名のついた複数の曲があるが実は同じもので、楽器の構成の違いなどによって複数パターンを文字化したに過ぎないという。
先生と同じ指使いだと違う音になってしまう部分がある。音階を習う時の理屈からすれば先生の指使いは変なのだが、先生はちゃんとした音を出している。絃の張り方の違いにも関わるのだろうが、その指使いだからこそ出せる音色というのがあるのだろう。開拓する必要あり。
レッスン後、隠し芸大会。ここに集まってくる人達、みんなすごすぎ。恥ずかしくてヴィオラかじってましたとか、ちょっとピアノ弾きます、なんてとてもじゃないけど言えない。帰り道、来年の大会までに毎日何か特訓しようかと真剣に悩む。
2005-12-27-Tuesday [長年日記]
2005-12-28-Wednesday [長年日記]
_ [日常]最後は持久力だし
この一年、一体何回体力の限界に挑んだだろう・・・そもそもそんな切羽詰った状況を作らなければ良いのに、反省しないまま数え切れない程の無理を重ねてきた。そして最近ついにガタ(?)が来始めた気がする。背中の慢性的な痛みにしてもそう。こりゃ単に年を取っただけではないだろう。
いずれにしても気力だけで乗り越えられる年でもなくなった。せめて基礎的な体力は元に戻さないと、来年以降持ち越せなさそう。正月連休と後期講義終了後は少しでも体力を戻す努力をするつもり。
それで今日は昨日よりはかなり元気が戻ってきたので、久しぶりにジムに行ってきた。マッサージチェアに座るのがもう一つの目的だったりするけど。今後は昨日みたいに外出できなくなる程、疲れる状況を作らないように気をつけたい。
_ [料理]洋梨のジャム
ちょっと前に親から洋梨が6つ送られてきた。いつもは夕食準備で台所に立つ気力は使い果たしてしまうのと、夕食でお腹がいっぱいなので、普段なかなか果物を食べる機会がない。お正月準備で野菜室も空けたいし、洋梨をジャムにしちゃうことにした。しかし洋梨6つ分って(つまみ食いしたから5つ半)かなりの量で大きな鍋がいっぱいになってしまった。よく分からないが、砂糖とレモン汁を適当に入れて30分位煮てみた。水分飛ばしたけど、結構残ってるので、あまり日持ちはしなさそう。
さて瓶詰するかと瓶を探したが、なぜか一つも見当たらない。おっかしぃなぁ、保存食用に瓶や容器は沢山取っておいてるのに。・・・あっ!しばらくして気付いた。私の中で理想的な主婦業の一つは保存食をせっせと作ることなのだが、今年度はあまりに余裕が無さすぎて保存食とは程遠い生活をしていて、もう私には保存食を作る日なんて当分訪れないわ、仕方ない、また余裕が出来た時に集めればいいさと思って、ゴミ袋いっぱいに処分しちゃったんだった。なんてこったい。仕方が無いのでとりあえず今日はタッパーや器に移したが、お正月料理に使いたい重要な冷蔵庫のスペースを、保存できないジャムなんかに取られちゃって、これなら果物のままベランダに出しとけばよかったー!
_ 夫 [stasi panda、いつまで経っても、zzz...かむにゃむにゃしか言わないね。]
_ 妻 [いくら飼い主に似るったって、頭悪いとこまで似ること無いのにねぇ。設置後一週間経ってもこの状態だったら、突っつき攻撃(..]