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stasiの日々


2006-01-12-Thursday [長年日記]

_ [日常]久々にまた講義準備

昨夜12時頃からパワポのスライドを作り始め、完成したのは朝6時過ぎ。昨日昼間はレポートのコメント書きと、講義のストーリーを練るのに手間取ってたのだから仕方ない。未知の分野なだけに回を重ねる毎に使える貯知識は減ってくわ、逆に講義しながら蓄えたニワカ知識の一部から自分の中で問題意識が生じ、適当な内容では自分で満足できなくなるわで、か〜なり苦しい後半戦。

数時間睡眠を取り、起きてから朝の冴えた頭でスライドを再確認。不足してるスライドを作り、さらにひたすら画像をスキャンする。画像を加工しながらパワポに貼り付け、スライドが完成したら多少デザインをいじり、ノートに書き込んだメモを二分割プリントアウトし、谷折して糊で製本。これで外出40分前。電車の中でプリント作った時のことを考えると、これでもまだまだ余裕な方か。学生の頃から(今も学生だが)全く変わっていない・・・。付け焼刃病は一生治らないのだろうか。

_ [日常][仕事]学生が喧嘩売ってきた

私の担当講義は知識を詰め込んでも何のためにもならぬと思ってるので、1回目のレポートは展覧会を見て感じたこと書けという課題にした。図録など本で調べた事を写しても採点基準にならないので、自分の言葉で表すようにと何度も授業中に注意したからか、ほとんどの学生は熱心に作品を観察し、一生懸命自分の言葉で表現しようとしたことが読み取れた。しかし4%の学生は誠意の感じられないレポートだった。流れが小説ちっくだっただけに気がついてしまった。多少文章の前後を入れ替えたり語調は変えてるのだが、基本的に全く同じ文章だったのだ。いくらレポートとはいえ、それってカンニングだ。

どうしたものか考えたが、客観的な基準で採点だけはして、コメントで少々厳しいことを書いた。(いや、かなり遠まわしに優しく書いたつもり。)自分の言葉で書くことを最重視した課題であったと。

そしたら授業後、コメントされた学生全員が目の色を変えてガン飛ばしながら、自分のやった行いは棚に上げて、小さな部分で質問形式で文句を言ってきた。一人は相当腹が立ったらしく(他の学生も文句を言うまでの間「ムカツクー!」を連発していた。)かなりの勢い。とりあえずニコニコしながら話は全部聞いて質問に答えた。15分ほどだったか。腹の虫の収まらない学生は思いつく限りの文句を叫んでいたが、結局辻褄が合ってないことを私に指摘されて撤退。

しかし帰り道にちょっと後悔した。その学生達が自分の過ちに気付くよう、最初から核心ついたことをズバっと話せば良かったのに、学生の話を延々と聞いて表面的な質問に答えただけじゃ、彼らは一体なぜ怒られたのか気付いてないのではないかと。ま、要領の良さも必要なことは十二分に承知だけどね。