2006-01-17-Tuesday [長年日記]
_ [日常]学生最後のゼミ(かつ最後の授業かも?)
「こんにちは。学生は春休みこそ時間があるのだから研究を進めておくこと。昔はいかに多く遊ぶかを競ってる内に教員になってたけど今は競争率も高くなって大変ですね、皆さん頑張って下さい。データはこまめにバックアップをとること。では一年間お疲れさま。その内この大学も相対評価になって大変になるようですが、その頃私はもう定年してるから良かったです、安心安心。今はまだ絶対評価ということで全員Aだから大丈夫です、はっはっは。ではさようなら、また来年!」
えっ?!私、来週は発表担当だと思ってたんだけど今日でゼミ終わりなの??
本来ならそこで「是非来週発表する時間を下さい!」と切り出すべきで、そうすれば我がお師匠様(今年は不在なので、お師匠様と仲良し先生の西洋ゼミにお邪魔していた)の顔も立つというもの。しかし発表準備が進んでる訳でもなく、現実的には講義準備だけで精一杯の今、お師匠様の顔より自分の守りに入ってしまい、そのまま何も言わずにいる方を選んでしまった。
今日で今年度のゼミは終わりというのだから、私の学生最後のゼミはこんな形が最後になってしまった。今日の行動は、何だか長〜い長い学生生活を象徴した出来事に感じられてならない。自分に負けたみたいで、あまり後味はよろしくない。
とはいえそんな感傷に浸ってる暇も無いので、大学図書館で書棚の前に座り込んで明後日と来週の講義に使えそうな専門書を物色。大量に持って帰ってきた。さっさと始めよう!