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stasiの日々


2006-07-01-Saturday [長年日記]

_ [日常][仕事]調査

正午過ぎ東京駅構内の食堂で(いつぞやのおでん屋)ランチミーティング。その後2軒で調査。今日は3点だけ調査と思っていたら、10倍近くを見た気がする。すごいものばかりで眠気も吹っ飛ぶ(といっても昨夜はまた時差ぼけで眠れなかったので、時々瞼が重くなる)。終わったのは19時半。いや〜やはり良いものを前にすると安心して接することができるし、何より貪欲に吸収したい気持ちになる。イメージを目に焼き付ける。

終了後、また東京駅構内の食堂でお疲れ様会やって帰宅。


2006-07-03-Monday [長年日記]

_ [日常][仕事]かぁ〜つらい

頭の中は自分の研究を進めたい気持ちでいっぱい。しかし現実は明日の講義の準備をしないといけない。しかも明日で既に12回目だよ。去年だったら明日が最終講義だったかもしれないのに、明日入れてあとまだ4回分もあるよ。どうするよ。普通においしいネタというか重要な話から話していったので、さすがに講義も最後の辺りになると、大して魅力的でもないネタ(別に機会が無ければ話さなくてもよい話)をいかにおいしく見せるかを工夫しなければならない。このレベルだと、学生を寝させないためにとかじゃなくて、話をする自分自身のために。朝から考えてはみるものの良いアイディア浮かばず。あー。


2006-07-04-Tuesday [長年日記]

_ [日常][仕事]

講義の内容自体は大したものじゃなかったのだが、そこに日本とヨーロッパ・アメリカの現状と課題、その所以を発達史から見て整理して話すことができたので、意外にまとまったのではないかと思っているが、聞き手には伝わっただろうか。


2006-07-05-Wednesday [長年日記]

_ [日常]

ハードディスク購入。改めてバックアップをとる。

調査した内容をエクセルにまとめる。


2006-07-06-Thursday [長年日記]

_ [研究]調査と厳しい状況

調査に行くのは緊張もするけど楽しい。特に今回のように先生方と一緒に行ける場合は、私は下っ端なだけに比較的長い時間じっくり作品と対することができる。(先生方が所蔵者と色々なお話をして下さるから。ありがとうございます。)調査は未知の作品と出会えるチャンス。この発見によって歴史の流れがちょろっと変わるかもしれない。(いや、たとえそんな作品に出会ったとしても、歴史を書き換えられるような論文を書く力が無ければ、全く意味が無いのだが。)

いつでも好きな時に実物を見られるワケではない。ひょっとしたらこれが一生で最後かもしれない。所蔵者の許可を得て写真をバシバシ撮る。バシバシ撮れるように事前にフィルムを大量に購入しておく。もちろんカメラ用電池も欠かせない。

調査後。大量のフィルムを現像に出す。ここまではまだいい。恐ろしいのはこの先だ。

まず数日後、現像を受け取りに行く。が〜ん、なんで現像だけでこんな料金なのだ?でもたしかに36枚フィルム15本も出せばそれなりにするか。

その後、自分のカメラでは撮れてなかったショットや、別の機会に先生が撮った知らない作品の写真をご好意で貸して下さったら、必ずデュープさせて頂く。だっていつどこで必要となるか分からないし。サンプル数は一つでも増やしたいし。今日ヨドバシカメラでデュープをお願いしたら1枚200円と言われた。まぁ適性な値段だろう。それでウン十枚注文した。これでまた1万円札が飛んでゆくわけだ・・・(激涙)。

調査した写真について、ここで終わりだと思ってたらそう甘くは無かった。スライドを整理するためのシートとボックスも必要なのだ。今日買ったスライド用ボックスは一つ三千円弱。写真は湿気が一番の大敵だと聞くから、せめて自分が生きてる間は使えるよう保存するには、温度と湿気の管理が大切らしい。そんな話を日々聞いているから、やはり専用ボックスを買うことになる。ボックスを置く場所も必要だな。

写真一つとってもこれなのだから、定職につかず研究を続けてゆくのは年々厳しくなってきている。それでも続けたいと未だ強く思うのは、逆にまだ先が見えてないからかもしれない。きっと宝の山は目の前で取り放題状態なのに、私はおいしい料理を作れずにいる。それがひどくもどかしい。さて、がんばろう。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_  [お金のことなら気にする必要はないよ。ちなみに、デジカメにして解決する問題ではないの?]

_ stasi [そうはいっても色々考えるところがあります。写真代だけじゃないしね。 デジカメどうなんだろう。強い関心はあるものの、..]


2006-07-09-Sunday [長年日記]

_ [日常]デジカメ物色

上野のヨドバシカメラでフィルムを現像に出し、ついでにデジカメを物色した。

色々な本体に対応可能なレンズが出ていることを知る。持ってみると軽い。本体の会社が出してるレンズ(例えばC*NONのレンズ)との違いを聞いてみると、・重さが軽い・割安・規格品には無い範囲のレンズがある(ズームとか)点が利点らしい。しかし今日紹介された非規格の接写レンズは、ズームがついてないから自分で動かなきゃいけないという。

次に規格レンズについて聞いてみると、・重い・割高・手振れや衝動を吸収してくれる、のが特徴だという。

デジカメで怖いのは、調査の途中で空メモリが無くなること。銀塩だったらどこかでフィルムを買えば良いが(リバーサルは少ないから旅先だと困るけどね)。あと、どれくらい電池食うんだろう?大量に電池持参する必要があるのかも。

_ [日常]ケーキ屋さん開拓

この前見つけたケーキ屋さんに入り、おやつにケーキとプリンを買ってみる。中は雰囲気あるカフェになっている。今度自分にご褒美したい時に入ってみよう。お店を出ようとしたら、同時にH田先生(&学生さん)がいらして、お互いに驚いた。

ケーキはなかなかおいしい。全然しつこくないけど、きちっとしたおしゃれな味だった。プリンは明日食してみる。


2006-07-10-Monday [長年日記]

_ [仕事]懇親会

夜、延びに延びてた非常勤先の、教職員のための懇親会に出席する。昨年は私も含めて新入非常勤教員がやたら多くて(それで財政たて直しをはかろうとしたのだろう)、懇親会も活気があったのだが、今年は来てる人も少なかった。さらに財政難で私が所属してる学科は今年から新しく学生を募集できなくなってしまったので(専攻外とはいえ折角得た非常勤の職だったのに、ちぇっ)、なんとなく雰囲気がどよーんとしている。もともともう一つの学科は有名らしく、巨大カケンも取ってるくらいで、そっち一本でやっていくらしい。雰囲気がどんよりしていて疲れてしまった。

_ [仕事]講義準備

懇親会の帰り、紀伊国屋本店に寄って明日の講義で使いたい本を購入する。図書館で取寄せたけど今日中に受け取れなかったから。仕方が無い。

夜、連続2コマ分の準備。1コマは訪英で休んだ分の補講。ネタが無い時に補講までするのは苦しすぎ。(自分でこの日に入れたのだが。)でも準備していく内に、全く別々だった話が一つの線でつながってきて、いい感じになった。あとはどうしゃべるかだ。4時過ぎ布団に入り、頭の中でどう話すかを考えながら寝る。


2006-07-12-Wednesday [長年日記]

_ [日常]

事務バイトは急ぎの仕事ではないが、私に課せられた長期計画があり、とりあえず方針や方法を考えてみて、たたき台まで作成。その他諸々あって全然ヒマじゃなかった。

16時頃から(バイトは17時までなので内職したってことだが)昨夜受け取った日本語校正のための原稿にとりかかる。A4で80枚もあるのだから、目を通すだけでかなりの時間を費やしてしまっている。夫が遅くなると連絡してきたので夕食準備をしなかったのだが、結局ひたすら読み続けて(バイトの帰りに1時間スタバでも校正した)いるが、深夜12時をまわっても、まだ4分の1程度しか読み終わっていない。かぁ〜いつ終わるんだろう。単なる文法チェックだと思ってたのに、最終校正だということを今更確認して、きつい(=責任が重い、名前は出ないにしろ)。

午前2時。もうどの文章読んでも同じに見えてきた。寝ようと思ったが夫もまだ仕事が終わらずにいるという。頭を働かせるためにカカオ80%以上のチョコを一口かじり、コーヒーを淹れてみる。これでせめて半分は終わらせたい。(自分の論文以外で)他にも急を要する仕事は山積みなのだから。


2006-07-18-Tuesday [長年日記]

_ [日常]校正

夜12時。睡魔と闘いながら友人原稿の日本語校正に取り組む。午前2時半ようやく終了。最後の原稿(3つあった)はあまり良い直しでなかったかもしれない。しかし時間切れだった。


2006-07-20-Thursday [長年日記]

_ [日常]休養

体力充電日。昼間何ひとつ生産できず。夕方から少しずつ、溜まってる仕事を片付ける努力はしてみる。


2006-07-21-Friday [長年日記]

_ [仕事]引越準備

バイト先の建物が、いつ崩壊するか分からない状態だという。昨年度末にはヘルメットが配られ、また最近は救命用具も配られていたらしいが、仮の建物へそれぞれ引越しをすることになった。私が所属してる班は週明け、プレハブに移動する。それで今日は荷造りをしてきた。サーバは引越し直前までつなげておくことにした。引越の荷造りは好きな方だが(転勤族の子供だったから、荷造りは慣れている)、それでも結構疲れるものだ。

_ [仕事]内容吟味

夜中。某展の内容を再考察する。片隅にあった記憶を必死に辿りながら、より良い作品を選び出すという作業。時間を要することを知る。


2006-07-22-Saturday [長年日記]

_ [日常]あるべき姿

今日は一週間分の洗濯物、スライド整理(デュープするスライドを選ぶ作業)、ベランダ掃除をする。業者さんにクーラーを洗浄してもらったら、部屋の空気がきれいになって嬉しい。

ベランダ掃除をしながら、過去の小さな残骸を処理してちょっと感慨にふける。ベランダ栽培をはじめ、梅干しやビール、味噌、煮豆、ジャム、レバーペースト、サーモンなど、日常的に食べるモノを常にどこかで作っていて(管理して)、それをおいしく日々の食卓に出すのが、私の中のあるべき主婦の姿。

しかし実際には、レバーペーストは夫があまり好きじゃないと知って1年目で作るのを辞め、ビール造りも結婚1年目で挫折した(狭い家でビールを管理するのは何かと限界だった)。そしてベランダ栽培も害虫や雑草と結婚後2〜3年は頑張って闘ったが、いま闘うべき相手はイモムシではなく、自分自身(研究)だということに気付き、大量に生い茂ったバジルでバジルペーストを作って、ベランダ栽培を終わりにした。その後は、不良主婦の道まっしぐら。研究と両立できなかったから仕方がないけれど、いずれはバランスを取っていきたい。


2006-07-26-Wednesday [長年日記]

_ [仕事]

昼間は事務バイト。

夜、某企画の打合せ。最近ちょっと分かってきたのだが、私は超初心者なのに、最初から超上級者レベルに組み入れられてしまったって感じ。もちろん上級テクニックの必要な部分は先生が解決してくださっていて、私はゼロから教えて頂いてるのだけど。

打合せで出た話は、課題として認識してはいたが、期日と共にそれを提示されたら仕事がどどーんと激増した気がして、気が重くなった。大きな責任の伴う仕事をするときの荷の重さと、完成させるまで&完成してからの醍醐味や楽しさは、きっと表裏一体なのだろう。まだ楽しさの部分は十分に理解できていないけど、大きな楽しみを想像しながら、小さな仕事を積み重ねてゆくしかない。

打合せ後、炭火焼・釜炊きのお店でご馳走になる。干物がおいしい。白米がおいしい。


2006-07-27-Thursday [長年日記]

_ [日常]

T大研究室へ言付けに行ったら、同じフロアで、他の言付けをしようと思ってた人にばったり会う。それで一緒にお昼を食べに行き、久しぶりに(数年ぶりか)近況報告などをする。

その後、T大バイトの引越し先へ行き、片付けの続きを行う。PC配線など。ルータの調子が悪く、つながったりつながらなかったり。またPC2台ならOKでも3台だと駄目になったり、差込口によって時間限定(?)で使えるところがあったり。ルータ故障か?


2006-07-28-Friday [長年日記]

_ [日常]

イギリスで知り合ったCさんに本を貸すのに、一緒にルオーでお昼を食べた。彼女は来月からアメリカC大学で講義をするのだが、その内容について話をする。ルオーのカレーはおいしかった。

帰りに秋の研究会で資料として使えそうな本を一冊、T大グッズ売場で購入。

_ []小鳩豆楽

アメリカからの留学生に、私のオススメです、と手土産で頂いて知った。そら豆でできた落雁風の御菓子で、コーヒーにもお茶にも合う。しかも鳩の形をしていて、かわいい。味は好き嫌いあるかもしれないが、私は好き。


2006-07-29-Saturday [長年日記]

_ []パティスリー ドゥ・シェフ フジウのポテトパイ

高幡不動駅前にあるおいしいケーキ屋さんらしい。母がポテトパイ(ホール)を買ってくれたのだが、これがものすごくおいしかった。全体的にやさしい味がして、今まで食べたことのあるキッシュのようには脂っぽくなく、中の具には割としっかり塩味がきいているけど、しつこくない。今度機会があったらケーキも食べてみたい。

_ []ビストロ・ド・ミニヨン

高幡不動近くの住宅街にあるフレンチレストラン。玄関に入る前から温もりと気遣いを感じる。靴を脱いでスリッパに履き替えてテーブルにつくので、ホームパーティーに招待された気持ちになる。一軒家でありながら家庭的な雰囲気は出さないところで、お料理の内容にも相応しい。

夕食Bコースを頂いたのだが、品数からして本格的だし、一つ一つ手間をかけたお料理が出てきて、さらに和食とコラボでない本格的な重厚なフレンチを堪能できて驚いた。都心ではありえない価格設定で、かなりリーズナブル。しっかりしたフレンチでありながら、ゴーヤや梅など和食の素材もソースやつけ合わせに使っていて、新鮮だった。また別の季節にも食べに行きたい。


2006-07-30-Sunday [長年日記]

_ [日常]お金のなる本?

7月中に参考文献リストを作成することになっていて、ここ数日、片っ端から本を手にとって内容と書誌情報を確認している。そしたら、な、な、な〜んと!たった一枚だが韓国の専門書から1万円札が出てきたのだ!何故こんな所に?隠す必要に迫られたこともないのに。今とてもトクした気分。


2006-07-31-Monday [長年日記]

_ [記事]韓国文化院図書室、図書寄贈の募集

以前寄付したことはあるが、実家に眠ってる本は未だたくさんある気がする。いつか整理しに帰ったら、考えてみよう。