2006-07-06-Thursday [長年日記]
_ [研究]調査と厳しい状況
調査に行くのは緊張もするけど楽しい。特に今回のように先生方と一緒に行ける場合は、私は下っ端なだけに比較的長い時間じっくり作品と対することができる。(先生方が所蔵者と色々なお話をして下さるから。ありがとうございます。)調査は未知の作品と出会えるチャンス。この発見によって歴史の流れがちょろっと変わるかもしれない。(いや、たとえそんな作品に出会ったとしても、歴史を書き換えられるような論文を書く力が無ければ、全く意味が無いのだが。)
いつでも好きな時に実物を見られるワケではない。ひょっとしたらこれが一生で最後かもしれない。所蔵者の許可を得て写真をバシバシ撮る。バシバシ撮れるように事前にフィルムを大量に購入しておく。もちろんカメラ用電池も欠かせない。
調査後。大量のフィルムを現像に出す。ここまではまだいい。恐ろしいのはこの先だ。
まず数日後、現像を受け取りに行く。が〜ん、なんで現像だけでこんな料金なのだ?でもたしかに36枚フィルム15本も出せばそれなりにするか。
その後、自分のカメラでは撮れてなかったショットや、別の機会に先生が撮った知らない作品の写真をご好意で貸して下さったら、必ずデュープさせて頂く。だっていつどこで必要となるか分からないし。サンプル数は一つでも増やしたいし。今日ヨドバシカメラでデュープをお願いしたら1枚200円と言われた。まぁ適性な値段だろう。それでウン十枚注文した。これでまた1万円札が飛んでゆくわけだ・・・(激涙)。
調査した写真について、ここで終わりだと思ってたらそう甘くは無かった。スライドを整理するためのシートとボックスも必要なのだ。今日買ったスライド用ボックスは一つ三千円弱。写真は湿気が一番の大敵だと聞くから、せめて自分が生きてる間は使えるよう保存するには、温度と湿気の管理が大切らしい。そんな話を日々聞いているから、やはり専用ボックスを買うことになる。ボックスを置く場所も必要だな。
写真一つとってもこれなのだから、定職につかず研究を続けてゆくのは年々厳しくなってきている。それでも続けたいと未だ強く思うのは、逆にまだ先が見えてないからかもしれない。きっと宝の山は目の前で取り放題状態なのに、私はおいしい料理を作れずにいる。それがひどくもどかしい。さて、がんばろう。
2006-07-09-Sunday [長年日記]
_ [日常]デジカメ物色
上野のヨドバシカメラでフィルムを現像に出し、ついでにデジカメを物色した。
色々な本体に対応可能なレンズが出ていることを知る。持ってみると軽い。本体の会社が出してるレンズ(例えばC*NONのレンズ)との違いを聞いてみると、・重さが軽い・割安・規格品には無い範囲のレンズがある(ズームとか)点が利点らしい。しかし今日紹介された非規格の接写レンズは、ズームがついてないから自分で動かなきゃいけないという。
次に規格レンズについて聞いてみると、・重い・割高・手振れや衝動を吸収してくれる、のが特徴だという。
デジカメで怖いのは、調査の途中で空メモリが無くなること。銀塩だったらどこかでフィルムを買えば良いが(リバーサルは少ないから旅先だと困るけどね)。あと、どれくらい電池食うんだろう?大量に電池持参する必要があるのかも。
2006-07-10-Monday [長年日記]
2006-07-12-Wednesday [長年日記]
_ [日常]
事務バイトは急ぎの仕事ではないが、私に課せられた長期計画があり、とりあえず方針や方法を考えてみて、たたき台まで作成。その他諸々あって全然ヒマじゃなかった。
16時頃から(バイトは17時までなので内職したってことだが)昨夜受け取った日本語校正のための原稿にとりかかる。A4で80枚もあるのだから、目を通すだけでかなりの時間を費やしてしまっている。夫が遅くなると連絡してきたので夕食準備をしなかったのだが、結局ひたすら読み続けて(バイトの帰りに1時間スタバでも校正した)いるが、深夜12時をまわっても、まだ4分の1程度しか読み終わっていない。かぁ〜いつ終わるんだろう。単なる文法チェックだと思ってたのに、最終校正だということを今更確認して、きつい(=責任が重い、名前は出ないにしろ)。
午前2時。もうどの文章読んでも同じに見えてきた。寝ようと思ったが夫もまだ仕事が終わらずにいるという。頭を働かせるためにカカオ80%以上のチョコを一口かじり、コーヒーを淹れてみる。これでせめて半分は終わらせたい。(自分の論文以外で)他にも急を要する仕事は山積みなのだから。
2006-07-21-Friday [長年日記]
2006-07-22-Saturday [長年日記]
_ [日常]あるべき姿
今日は一週間分の洗濯物、スライド整理(デュープするスライドを選ぶ作業)、ベランダ掃除をする。業者さんにクーラーを洗浄してもらったら、部屋の空気がきれいになって嬉しい。
ベランダ掃除をしながら、過去の小さな残骸を処理してちょっと感慨にふける。ベランダ栽培をはじめ、梅干しやビール、味噌、煮豆、ジャム、レバーペースト、サーモンなど、日常的に食べるモノを常にどこかで作っていて(管理して)、それをおいしく日々の食卓に出すのが、私の中のあるべき主婦の姿。
しかし実際には、レバーペーストは夫があまり好きじゃないと知って1年目で作るのを辞め、ビール造りも結婚1年目で挫折した(狭い家でビールを管理するのは何かと限界だった)。そしてベランダ栽培も害虫や雑草と結婚後2〜3年は頑張って闘ったが、いま闘うべき相手はイモムシではなく、自分自身(研究)だということに気付き、大量に生い茂ったバジルでバジルペーストを作って、ベランダ栽培を終わりにした。その後は、不良主婦の道まっしぐら。研究と両立できなかったから仕方がないけれど、いずれはバランスを取っていきたい。
2006-07-26-Wednesday [長年日記]
_ [仕事]
昼間は事務バイト。
夜、某企画の打合せ。最近ちょっと分かってきたのだが、私は超初心者なのに、最初から超上級者レベルに組み入れられてしまったって感じ。もちろん上級テクニックの必要な部分は先生が解決してくださっていて、私はゼロから教えて頂いてるのだけど。
打合せで出た話は、課題として認識してはいたが、期日と共にそれを提示されたら仕事がどどーんと激増した気がして、気が重くなった。大きな責任の伴う仕事をするときの荷の重さと、完成させるまで&完成してからの醍醐味や楽しさは、きっと表裏一体なのだろう。まだ楽しさの部分は十分に理解できていないけど、大きな楽しみを想像しながら、小さな仕事を積み重ねてゆくしかない。
打合せ後、炭火焼・釜炊きのお店でご馳走になる。干物がおいしい。白米がおいしい。
2006-07-28-Friday [長年日記]
2006-07-29-Saturday [長年日記]
_ [食]パティスリー ドゥ・シェフ フジウのポテトパイ
高幡不動駅前にあるおいしいケーキ屋さんらしい。母がポテトパイ(ホール)を買ってくれたのだが、これがものすごくおいしかった。全体的にやさしい味がして、今まで食べたことのあるキッシュのようには脂っぽくなく、中の具には割としっかり塩味がきいているけど、しつこくない。今度機会があったらケーキも食べてみたい。
_ [食]ビストロ・ド・ミニヨン
高幡不動近くの住宅街にあるフレンチレストラン。玄関に入る前から温もりと気遣いを感じる。靴を脱いでスリッパに履き替えてテーブルにつくので、ホームパーティーに招待された気持ちになる。一軒家でありながら家庭的な雰囲気は出さないところで、お料理の内容にも相応しい。
夕食Bコースを頂いたのだが、品数からして本格的だし、一つ一つ手間をかけたお料理が出てきて、さらに和食とコラボでない本格的な重厚なフレンチを堪能できて驚いた。都心ではありえない価格設定で、かなりリーズナブル。しっかりしたフレンチでありながら、ゴーヤや梅など和食の素材もソースやつけ合わせに使っていて、新鮮だった。また別の季節にも食べに行きたい。
2006-07-31-Monday [長年日記]
_ [記事]韓国文化院図書室、図書寄贈の募集
以前寄付したことはあるが、実家に眠ってる本は未だたくさんある気がする。いつか整理しに帰ったら、考えてみよう。
_ 夫 [お金のことなら気にする必要はないよ。ちなみに、デジカメにして解決する問題ではないの?]
_ stasi [そうはいっても色々考えるところがあります。写真代だけじゃないしね。 デジカメどうなんだろう。強い関心はあるものの、..]