2006-02-01-Wednesday [長年日記]
_ [日常][仕事]学生のレポートを楽しく読む
試験扱いにしたレポートが非常勤先から送付されてきた。前回のレポートではカンニングを見つけて気分良くなかったので、今回は実技系の学生も取り組みやすいよう、設計プランを自由に書けという課題にした。前回は展覧会の感想を書くという課題で、あまり縛りがないからか、逆に気合いを入れた学生と(間違った所で気合い入れてて採点基準にならないものもあった)そうでない学生との違いが歴然としていた。今回も課題は前回と同じように緩いが、実技を学んだ学生にとって得意分野だったのか、大部分が面白いレポートを出していて評価に差はほとんど無かった。
それにしても女と男はこんなにも発想に違いがあるのかと驚いた。女子学生はきめ細かく今あるものの欠点をいかに改良し、形を自分好みに美しくするかに重点を置いて発想してるのに対し、男子学生は細かい点は大雑把だけど、今あるものに異質な機能を加え、根本的にいかに別のものへと展開するか、それが発するメッセージとは何なのか、といった点に注目しているのだ。著作権侵害になっちゃうからここで公表できないけど、よくもそんな面白いモノ思いついたなぁとレポートを読みながら一人爆笑したり、商品化されたら買いたいなと思うようなアイディアもあったりして、かなり楽しませてもらった。
この手の課題でこんなに面白いレポート書いてくれるなら、実技系の学生には来年度もうまくこの手を使うっきゃない。