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stasiの日々


2005-01-21-Friday [長年日記]

_ [日常]

年度末が近づいてきて、小さな仕事(時間さえあれば必ず終わる類の仕事)が山積している。一つ一つ片付けるだけで一日があっという間に過ぎてゆく日々。

T研究所の仕事が15時頃までかかるが、なんとか一つは片付けた。

その後あわててB研究所へ。

_ [言葉]参差

対岸が参差する

_ [言葉] 蒙昧

蒙昧に浮かびあがる断崖

_ [仕事]ひどい再校となって戻ってきた

年末に仕上げた論文翻訳だが、編集部がそろそろ印刷準備を始めるらしく、再校直前の原稿が添付されてきた。どれどれ見直してみようか、と最初の段落を読み終えた瞬間に愕然とし、思わずブログに愚痴りにきた。

この仕事、そもそも母国語を日本語とする私が日韓翻訳したのが間違っていた。それでも、韓国人の中でも作文にうるさく、文章をきっちりと書けるネイティブにみっちりチェックしてもらい、句読点はじめ大小様々な表現すべてを相談しながら、納得いくまで吟味して提出した翻訳だった。その後、同じ専門で論文を書いている人にも依頼して、一緒に全ての文章を確認していった。だから誤字脱字と、よほどおかしな表現(今回に限ってそんなものがあろうはずない、と自信あるが)以外の訂正は無いはずだった。

しかし先ほど送られてきた再校直前の原稿を読んでみると、めちゃくちゃ文章に手が入れられている上、文法上間違った用法までもが入り込んでいるのだ。(意外に外国人の方がきれいで正しい言葉を使っているものです。)しかも呆れてしまうのは、Wordで校正部分と元原稿が分かるようにコメントされているならともかく(こういう表現もあるがどうするか、と提案されているならともかく)、黒字でそのまま上書きされているのだ。

一体この原稿、どうすればいいのでしょう?一つ一つを元に直すだけでも一日二日じゃ終わりそうもない量だし、今そんな時間は全くない。しかし刊行される以上、自分がこんな表現を使う人だと読者に思われるのは、ひじょうに嫌なのですが。プンプン!!!!!