2005-01-06-Thursday あけましておめでとう [長年日記]
_ ようやく年賀状や年賀カード送付作業が終わりに近づき、今度は韓国の旧友に新年の挨拶をメールで送る。久しぶりの方ばかりで、最後にいつ連絡したのだろうと探ってみると、去年交わした新年の挨拶以来だったりする。ちと反省。学部の時の友人が大部分だから、知り合って十年以上も経つ。その間何度もソウルに行ったが、いつも資料収集だけで時間切れになってしまい、友人に会う機会なんてなかなか訪れなかった。それでもこうしてメールを通じて互いに近況報告を重ね、情報を更新できるのは嬉しいものだ。いつかぜひ再会したい。
_ 夕方、大学へ。ボスには会えず。2週間後の宴会の場所を探すが、どこも帯に短し襷に長し。会費5千円で学生には高いが、ちょっと雰囲気あって料理も悪くない所で妥協しよう。月曜で人数が30以上だから、お店と交渉してみる価値はあるかも。明日改めて問い合わせてみよう。それでも会費5千円なら上級生(も同じように貧乏学生だが)が少し負担して、M1には特典つけてあげようか。あとはボスに出してもらうしかない。
_ 夜中、S学館の単発の仕事を片付けるべく辞書引き引き。至急だそうだ。今日こそは早く寝ようと思ったのに。
2005-01-07-Friday [長年日記]
_ [日常] 正月気分も抜ける
午後、大学へ。単位登録はしてないが、発表内容が面白そうだったので専攻共通科目を聴講。同じ専攻でも教師によって、学生の接し方がずいぶんと違うものだと驚く。発表では皇紀二千六百年に関わる音楽を聞く。19〜20世紀の音楽に関心が湧く。
パリ留学中のMさんが一時帰国中で、西洋もの専攻の人達とお茶する。ヨーロッパ留学者同士で時々旅行したりして、会っているらしい。フランスの田舎の食文化は素晴らしいという話で全員の意見が一致。いいなぁ、私も一年くらいフランスに住んでみたい。
夕食に七草粥を考えていたが、お茶してたら時間が遅くなってしまい、菩提樹で夫とハンバーグを食べて帰る。
夜、再来週に迫った宴会の準備や段取りをまとめ、後輩にメールを送る。結構な時間を食ってしまった。話せばすぐだが会えなかったから仕方ない。
韓国の先生のお嬢さんが明日東京に来るという。1ヶ月の短期留学だが、知り合いもいないから心配だということで、知人が私を紹介したらしい。その先生とはメールを数回交わしたに過ぎず、実際お会いしたこともないが、私も外国では多くの人に助けてもらったし、まぁ一日くらい東京を案内してみようか。ひどく切羽詰まってる時じゃなくてよかった。こちらは連絡先が分からないので、先方からの連絡を待つしかない。忙しくなる前に連絡が来ればよいのだが。
夜中、なかなか寝付けず、再来週の宴会の公式な案内を作成。各団体の幹事さんに要望を投げかける。
2005-01-08-Saturday [長年日記]
_ [日常]
朝、ボスから突然のファックス。
ダイアリーを整えようとあれこれやってみるが、カスタマイズする方法とうまくいかない原因がよく分からないまま時間ばかり過ぎてゆく。少しずつ改良していくことにしよう。
午後、常設展の中の特集展示を見にE博物館へ。チケット売り場で、折角だから企画展も見ようと入場券を購入したが、建物に入ってみると企画展は30分待ちで長蛇の列。そういえばチケット嬢が入場制限してると言ってたっけ。まぁ夕方になれば人も減るだろうと、先に目的の展示室へ。久しぶりに常設展もじっくり見学して、江戸の暮らしぶりを学ぶ。外国人や子供連れの親子も多かったのが印象的。その後、企画展を見に1階に下りたが人の山は一向に減っていない。仕方無く文庫本読みながら並んで入ったが、展示室はバレンタインデー前のデパ地下のよう。売れる展示をするのは企画が良いからだろう、いいことだ。でもわざわざ高いお金を払ったのに、満員電車のような人混みにもまれ、ろくに作品も見られない状況はいかがなものか。もちろんこの展示に限った話ではないが。今日それよりも頂けなかったのは、出口の通路にミュージアムショップが位置しているために、見学を終えた人が外に出るためには、グッズや図録を買う人達でごった返すショップを通り抜けなければならなかったこと。せめて図録だけでも別の場所で販売すれば、長蛇の列も少しは解消するだろうに。最近人混みを避けて生きているだけに、疲れてしまった。
帰宅してイタリアンな夕食。その後、クリスマスカードの特典を使うために夫とスタバへ行き、普段飲まないキャラメルマキアートを注文。甘い。二人して仕事を始めるも、私は途中で睡魔に襲われる。
2005-01-09-Sunday [長年日記]
_ [日常]
朝、夫はG座合宿へ。日曜美術館を見た後、机に向かう。
アマゾンで本を検索している内にショッピングに変わる。最近、仕事の書類が急激に増加して置く場所には真剣に困っている上(「コピー類を家から無くそう運動」は、Scansnapを購入したものの、結局スキャンした情報を管理する時間が無いために現在中断している)、韓国の専門書を購入するだけで金銭的にも精一杯なので、極力日本の書物は図書館を利用するようにしている。でもさすがに日本語の専門書も身近に置いて随時参照できるようにすべきだ、と思うようになってきた。だから今日のショッピングも必要な買い物だ!とブログに向かって言い訳してみる。ちなみに[本]カテゴリは購入した書物ではなく備忘録用。
夕方、ボスからファックスが届く。書類を作成して夜、郵便局まで速達を出しに行く。
_ [本]『歴史学における方法的転回 現代歴史学の成果と課題1980‐2000年』
歴史学研究会編集、青木書店、2002年。
1980年から20年間における歴史学研究の動向が整理されている。歴史研究上の問題の在り処や方向性、研究の方法論を知る上で欠かせない一冊。
_ [本]『日本美術・負の現在』
日夏露彦、アートヴィレッジ、2004年。
_ [本]『ヴィジュアル・カルチャー入門―美術史を超えるための方法論』
ジョン・A. ウォーカー (著)、 サラ チャップリン (著)、John A. Walker (原著)、Sarah Chaplin (原著)、岸 文和 (翻訳)、 前川 修 (翻訳)、 佐藤 守弘 (翻訳)、井面 信行 (翻訳)、 青山 勝 (翻訳)、晃洋書房、2001年。
ヴィジュアル・カルチャー・スタディーズとは何かを分かりやすくまとめた入門書。
_ [雑多]低炭水化物ダイエット
「あるある大辞典」でやってた。炭水化物を減らしてエネルギーを脂肪から消費するというダイエットらしい。お正月に夫の実家で、今年の目標は結婚当初の体重に戻すこと、なんて話してしまったが、実現するかなぁと思ってたところ。テレビを見たら簡単に痩せそうな気がしてきた。
・炭水化物は一日90gなら摂ってよい。・6品目(パン、米、いも、果物、菓子、麺)摂取を普段の3分の1の量に。・夜、炭水化物をとると脂肪になりやすいので避ける。(トースト6枚切1枚:30g ご飯多目の一膳:60g うどん1玉:65g)
炭水化物を控えたメニューとはいっても、実家での食事に戻せば良いだけかも。明日から始めるので、今日はマヌビッシュのおいしいパンをたらふく食べよう!
2005-01-10-Monday [長年日記]
_ [日常]ダイエットを始めてみた
ものすごく久しぶりにスポーツクラブへ。今日は混んでいてステッパー(?)が満員だったので、ランニングマシンで走ってみた。アキレス腱辺りが痛い。やっぱステッパーの方が好きだ。
帰りにクイーンズ伊勢丹に寄る。お菓子売り場は炭水化物ばかりなのね、ここはじっくり目で味わって通過。しばらくキットカット(1個8.4g)もやめて板チョコにしよう!ビールはどうしよう?この際、普段よく食べてるものの栄養成分を調べてみるか。(そんな暇はないはず!)
夫が仕事終えて夜遅く帰宅。玄関入るや、ものすごいニンニクのにおいがするという。私はしないのに、何だろう?!よーくよーく考えてみると、夕食に韓国の常備菜を何種類か食べたのだった。きっとそれに生ニンニクが含まれていたのだろう。たははは。
今日摂取した主な炭水化物の量:パン1枚30 りんご半分8 ビール9.0 アーモンドとチョコレート10くらい その他諸々10くらいか →70グラム!やった!でも寝る前にビール飲んでちゃだめだよねえ。初日にして失敗か。
- 牛乳と卵のシュークリーム:1パック15.9g
- ロッテクランキーブラックチョコレート1枚29.5g
- チョコファッション31.1g
2005-01-11-Tuesday [長年日記]
_ [日常]
朝、見事に寝坊するがしっかり朝食はとる。夫曰く、未だに相当ニンニク臭いらしいので、途中で噛むブレスケアを買ってT研究所へ。I氏と様々な件で打ち合わせ。その後、Kさんも一緒に生協でウィルス対策ソフトを購入し、構内の松本楼でビーフカレーをご馳走になる。
昼食後、日本橋高島屋の展覧会へ。ボスの専門領域だけあって、作品一点一点について具体的な説明を受け、かなり面白い見学となった。見学後、ボスは内覧会へ(後から知ったのだが)。残った学生に、来週の宴会について話をしておこうと、近くの喫茶店でお茶する。たかが数十名の単なる飲み会、別に特に話すことなんて無いけれど、接待する側としてスムーズに進めたいからね。お局様みたいだなぁ・・・。お茶してる時に、ボスからの伝言が入る。17時に上野に来い、と。
17時、上野駅の「ぶんか亭」へ。既にボス達は飲んでいる。
今日の炭水化物量:パン1枚30g ご飯2杯程(カレーのご飯)100g カレー12g(?) ビールたくさん50g位? →200gくらいか。110gもオーバーしてて、炭水化物を二日分も食べてしまったー!低炭水化物ダイエットは二日目にして失敗。明日またがんばるぞー。
2005-01-12-Wednesday [長年日記]
_ [日常] 朝起きる時間
朝、夫に朝食出して、洗濯機回して、自分のお弁当作って、自分の朝食を済ませて、洗濯物を大量に干して、洗い物を片す。ここまでで起きてから1時間半所要。その後、皆の日程を調整する仕事を数件分を手がけて30分。つまり、バイトに遅刻しないためには、少なくとも出かける2時間以上前には起きなきゃいけない。
B研究所でバイト。今年度中に今の作業を完成させないといけないが、まだかなりの量が残っている。ペースアップしなくては。
_ [食] 今日のおやつ
- 曙の栗もなか 封を開けると最中の皮の香ばしい香り。小倉餡を頂戴した。栗がおいしい。疲れた時のおやつにぴったり。
- すみれ堂 バタータンは有名だったらしい。適度な固さが懐かしく他の味もおいしい。青のり入りが気に入った。
- ずんだモンブラン 有名な洋菓子店のではない。包装紙に製造者が印刷されておらず、シールが貼ってある。どうやら岩手のお土産だったらしい。ん〜味はいまいち。ずんだの風味がしなくて甘いのと、下のスポンジ生地がパサパサしている。
- See's CANDIESのチョコレート
2005-01-13-Thursday [長年日記]
_ [日常]慌しくバイトで一日が終わる
いやー慌しいとはこういうことか、朝から分刻みで忙しくて、夕方ようやく一段落。日記を書いてみる。今日はT研究所で15時から業者さんとデータベースの改良について打ち合わせ。
打ち合わせ前に色々と準備するものがあるが、設備が整っていないために馬鹿みたいに時間ばかり食った。建物の2階と5階にある、部分的にしか使えないマシンを使うために何度も往復した。画像は楽に動かせるPCだがCDRがついていない(Win98)、画像操作には使えない上なぜかイントラに接続できなくなった・でも大元のデータが保存されているノート(Win2000)、CDRはついてるがネットワークにはつながっておらず突然電源が入らなくなったマック、ちゃんと動くがCDRがついていないマックの4台。これが家だったらあっという間にできただろうに。やれやれ。
打ち合わせは思ったより長引いたが、無事に終わる。業者さんの、T大マークの入ったトイレットペーパーはどこで買えるかという話に、O教授も乗ってきて場が和んだ。
打ち合わせ後、I氏と別件について相談。どうやらその件は、背後に隣国での大人の話がどろどろ流れているらしい。I氏も困惑している様子。その後、研究についてコメントを頂戴する。そろそろ再び本業に精を出さねば・・・。
_ [日常] 時間の流れ方
ここのところ頭の中が、というか気持ちのあり方が事務モードになっていて、研究モードじゃないので、いまいちブログが進まない。
モードの違いは何かといえば、事務モードは、一定期間に、目に見える形で達成できる仕事をしたり、瞬時に物事の判断しないといけない時のあり方。例えば家事を片付けるなど、一つ一つを片付ければ確実に終わるものをしている時の頭。一方、研究モードは完全に自分の世界に入り、あれやこれや考えに考えて、形になりそうで未だ曖昧模糊としたものを見つけ出し、言葉に置き換える作業をする時。これは一定時間頑張ったからといって、形になるわけでもないし、形になるプロセスも毎回異なり試行錯誤。言葉に置き換える作業をしてるから、ついついブログが進んでしまうというわけだ。二つのモードをスイッチ一つで容易に切り替えられるなら、どんなに楽だろう。時間にも余裕ができそうだ。これも試練あるのみか。
今は明らかに事務モードに入っているのだが、自分の中で時間の流れ方というか、時間を感じる基準が異なるのをはっきりと感じるのが不思議で、書き留めておこうと思った。考えてみると、昨年はだらだらと研究モードが続いて、ほとんど事務モードにならなかった気がする。それだけ事務的な用事がちゃらんぽらんになったのだけど。それで今、久しぶりに完全な事務モードになったら、とても小刻みに世界が動いてる気がして、面白い。
2〜3月、バイトの仕事をいかに片付けるかが目下の大問題で、今のモードならぴったり。でも授業の無い期間に準備すべき本業もあるわけで、今年最初の壁が近づきつつある。
2005-01-14-Friday [長年日記]
_ [日常]
・体調すぐれず、作ったお弁当も家で食べる。
・面倒なこと、頭使う作業ができない。少し睡眠をとったらよくなってきたが、寒くて体中に色々なものを巻きつけてみる。風邪の前兆か?
・昨夜寝てる時に腰痛が走りそうになり、今日ずっと変だが、どうしたのだろう。
・夕方、食糧を求めてクイーンズまで散歩。
・夜、突然某所トップの方から電話。びっくりしたなぁ〜もう。今日少し休んだのも虫の知らせだったのかと思ってしまった。明日は某所に至急提出する書類準備で一日が潰れる。
■今日の炭水化物:パン30 ご飯50 里芋10 ナビスコプレミアムクラッカー14.3 ピザ30.3 →134.6g :+45g。毎回大幅に基準値を超えて炭水化物を食べていて、何のために記録つけているんだろうという気になってきた。まぁ明日からまた頑張ろう。
2005-01-15-Saturday [長年日記]
_ [日常]書類作成する
朝一番、自宅に仕事の電話がかかってきて目が覚めた。コンビニに履歴書を買いに行ったのだが、最近の履歴書は電話番号の他、携帯の番号を書く欄があって驚いた。仕事先から携帯に電話かかってくるのはゴメンなので記入しないが。メルアド書く欄を作ってくれた方がよほど有難い。
最近は文章もパソコンで書くし、漢字テストで字を細かく採点されることもないし、日常的に字をきれいに書こうと認識する機会が無い。だから、いざ履歴書を書こうとすると、どうも思うように字が書けなくて、我ながら呆れてしまった。
19時半、朝かかってきた人に電話。とりあえず昨日の人より説明が分かりやすくて、状況は理解した。しかし参ったなあ。
夜10時半。とりあえず郵便局で書類出して帰ってきたところ。丸一日の時間とエネルギーをとられてしまった。疲れた。ビール飲む気力も残っていないさ。
そうはいっても夫はガレリア座練習から戻ってこないし(飲み会なのだろう)、先にお風呂に浸かる。あがったら少し元気も戻って冷蔵庫を開ける。350mlはずっと前から大事にとっておいたエビスしか入っていない。がーん、どうしよう。一度は冷蔵庫を閉めたものの、まぁ今日一日頑張ったしご褒美にエビスあけてもいいっか。あー久々に飲むと味が濃厚だねえ。その後お腹が空いてきて、あれこれ食べてしまったー。
■今日の炭水化物(もう書くだけ無駄):パン30 肉まん50 キットカット2つ16.8 ライスチョコレート8 おにぎり40 エビスビール10.5→約156g:+60g。あー夜食べたのが何よりいけなかった。
2005-01-16-Sunday [長年日記]
2005-01-17-Monday [長年日記]
_ [日常] 合同飲み会
我がボスと他二大学の先生は古くからの飲み仲間で、六年前から各ゼミの学生も一緒に飲もうというイベントが始まった。一年に一度の企画で、今回は我が校が主催。必然的に私が幹事を務めることになり、最近お店を探したり、出欠管理で慌しかった。
実は大勢の飲み会は得意でなくて、この飲み会に参加したのは去年が初めて。去年はたいへん美しく、飲み会とはこういうものか、とえらく感動するものだった。修士の学生はよく教育されていたし、動線に無駄も無かったし、主催校としてのサービス精神が旺盛で、他大学の参加者として気持ちがよかった。上に素晴らしい先輩がいて、日ごろからの教育が代々受け継がれているのだろう。
今年、自分が幹事となって、去年に倣って色々と考えたが、美しさには至らなかった。もう一ひねりすればよかったと反省すべき点も多い。でも単なる飲み会としては、まぁ特に問題もなく、お店も好評だったし無事に終えたといえるだろう。二次会への移動もスムースにいったしね。何より今のメンバーを考えると、後輩達も一生懸命他大学の人達と交流しようと頑張っていたし、今出せる力を精一杯出せたのではないかな。
それにしても他大学他ゼミの団体と接するのは面白い。ボスによって、学生の行動やら対応の仕方ってずいぶんと違うのだ。彼らを見てると、これまで私達はボスに対して愛が足りなかったのでは?と一瞬反省したが、たぶんそうじゃない。どの学生もボスへの愛は同じようにあるんだけど、その表し方がボスによって異なるのだ。きっと。我が大学の、ボスへの愛の表し方がどうなのかは、外の人にしか分からないが。
2005-01-19-Wednesday [長年日記]
_ [日常] 無事ハンコを捺してもらう
朝、洗濯物の山を干した後、大学へ。今日こそは在学延長届けにハンコを捺してもらって、さっさと書類を提出しちゃいたい。しかしボスはなかなかつかまらず、結局授業終わるまで待つ。BT読んだり、昨日一昨日の日記をつけたりしながら。ようやくつかまったものの、これから会議だとかでゆっくり話す時間がない。とはいえ今年はあっさりハンコを捺してもらえたので、まあよかった。
モスバーガーに入って遅い昼食。午後はバイトする予定だったのに、ハンコ一個のために完全に一日がつぶれてしまった。ま、しかし去年はハンコ一個のために一週間が潰れたのだから、それに比べれば何のその・・・!
_ [研究]最終講義
S先生最終講義を聞いてきた。内容はS先生のこれまでのご研究を紹介された後、東アジアの人類学の現状ということで、日本を中心に研究史の流れと東アジア各国の現状や特徴を説明され、それを受けて今後の課題を提示されるというものだった。
ここで先生は、東アジアの中でも日本は外国に発信する情報量が少なすぎること(英文投稿が無い)、西欧の理論を利用して発展してきたが日本独自の理論は出ておらず、関心さえあまり芽生えていないことを指摘された。そして西欧で発展してきた人類学を日本人が消化するとき、日本を他者・異文化として捉えてみる必要があるのではないかということで、日本の中、東アジアの中、西欧の中での他者という視点を掲げられる。また今後は都市研究が必要であり、東アジアの視点から西欧を眺めることを提案された。
分野は異なるが、どのような理論を用いるかというお話は大変興味深いものだった。韓国では今まさにH氏が東アジアの視点で美術を捉え直そうと本を執筆中らしく、一日も早い刊行が期待される。一方、日本ではそこまで大きな視点で、新しい理論を用いて歴史を捉え直そうとする人はなかなかいないが、それでも西欧の理論だけでは解けない問題が生じてきていることは確か。東アジアの視点といっても、一体どのような枠組みで考えれば良いのだろうと漠然と考えていた矢先のお話で、大きな刺激を受けて帰ってきた。
2005-01-21-Friday [長年日記]
_ [日常]
年度末が近づいてきて、小さな仕事(時間さえあれば必ず終わる類の仕事)が山積している。一つ一つ片付けるだけで一日があっという間に過ぎてゆく日々。
T研究所の仕事が15時頃までかかるが、なんとか一つは片付けた。
その後あわててB研究所へ。
_ [仕事]ひどい再校となって戻ってきた
年末に仕上げた論文翻訳だが、編集部がそろそろ印刷準備を始めるらしく、再校直前の原稿が添付されてきた。どれどれ見直してみようか、と最初の段落を読み終えた瞬間に愕然とし、思わずブログに愚痴りにきた。
この仕事、そもそも母国語を日本語とする私が日韓翻訳したのが間違っていた。それでも、韓国人の中でも作文にうるさく、文章をきっちりと書けるネイティブにみっちりチェックしてもらい、句読点はじめ大小様々な表現すべてを相談しながら、納得いくまで吟味して提出した翻訳だった。その後、同じ専門で論文を書いている人にも依頼して、一緒に全ての文章を確認していった。だから誤字脱字と、よほどおかしな表現(今回に限ってそんなものがあろうはずない、と自信あるが)以外の訂正は無いはずだった。
しかし先ほど送られてきた再校直前の原稿を読んでみると、めちゃくちゃ文章に手が入れられている上、文法上間違った用法までもが入り込んでいるのだ。(意外に外国人の方がきれいで正しい言葉を使っているものです。)しかも呆れてしまうのは、Wordで校正部分と元原稿が分かるようにコメントされているならともかく(こういう表現もあるがどうするか、と提案されているならともかく)、黒字でそのまま上書きされているのだ。
一体この原稿、どうすればいいのでしょう?一つ一つを元に直すだけでも一日二日じゃ終わりそうもない量だし、今そんな時間は全くない。しかし刊行される以上、自分がこんな表現を使う人だと読者に思われるのは、ひじょうに嫌なのですが。プンプン!!!!!
2005-01-22-Saturday [長年日記]
_ [日常] お買い物実現せず
午前中は現美で現代美術をお勉強、午後は研究会の会場設営と研究発表を聞いて西洋美術のお勉強、研究会後の夜はリクルートカバンを買いに行く。と書くはずだったが、実際はばててしまって夕方まで家でボケボケして過す。実は今朝はめずらしく胃痛で目が覚めて、よく分からぬ疲れがたまっていた。
鞄は必需品なので夜、銀座に出かけるが、あの辺り5つのデパートにはリクルート特集のコーナーがなくて、黒の皮鞄は見付けられなかった。最初から新宿小田急か(この前すでにやっていた)東京大丸に行けばよかった。夜だったので移動するには選ぶ時間が限られていた。手ぶらで帰るのも悔しいので、帰りに近くのスタバに寄って、懸案の論文翻訳再校の校正に取り掛かる。
_ [食] [雑多] 恵命我神散
胃薬といえば、実家では昔から太田胃散を愛飲(?)していて、今でも普段ちょっと胃が荒れた時は必ず服用している。特に長旅には欠かせないアイテム。(旅行中はどうしても欲張って食べ過ぎる傾向があるし。)他の薬も色々試してみたが、太田胃散は刺激は強すぎないし、確実に効く感じが私のお気に入り。
恵命我神散は、B研究所の呑み助さん達に教えてもらった胃腸薬。B研究所の皆さんは、どんな二日酔いにも効くとか、毎日飲み続けたら胃のポリープが無くなったとか、ちょっと舐めただけで胃痛が治まったとか、まるで魔法の薬のような事を話していた。きっと効く人には即効で驚くような効果が現れるのだろう。
残念ながら私には即効性がなく、食べすぎ飲みすぎによる胃痛の場合は、太田胃散の方が効き目が抜群で、普段はあまり恵命我神散は飲まない。でも原因不明で胃が痛い時、なんとなく胃腸の調子が良くない時に服用すると、恵命我神散は根本的な問題を解決してくれる気がする。じわじわと胃が回復してくるのだ。
今朝と夜と、久しぶりに胃に激痛が走り(原因は分からない)、恵命我神散にお世話になったので感謝の気持ちを込めて、ちょっと宣伝してみた。
2005-01-23-Sunday [長年日記]
_ [日常] カバン日和♪
昨日はモノが無くて買えなかったので、仕方なく今日出直した。新宿小田急のカバン売り場にはリクルートコーナーが出来ていて、10種類以上似たようなカバンが並んでいた。30分近くかけて、端から鏡の前で持ち替え、ファスナーを開けたり閉めたり、カバンの中に手を入れたり出したりして、ようやく買うものを決めた。理想としては、もともと軽くて、中に本や紙資料をたくさん入れてもすっきり見えて持ちやすく、かなりの重さに耐え得る作りと素材、雨に濡れても染み込んだりしなくて、B5ノートを入れても大丈夫で、コンパクトに見えるもの。そんな最悪な環境に来るカバンも可哀相だけど、こき使うと思う。ゴメン。で、KUMIKYOKUの、先週の売れ筋No.2というものに決定した。この春は、同じカバンを持ってる人が都内にワサワサいるのだろう。そういう状況は私としてはあまり気に入らないが、まぁ生産量の少ないお気に入りを探し出す手間隙と値段を考えると、そこまでこだわりがあるわけじゃないし仕方無い。
夜、エディバウアに寄ったら、ず〜っと前から探していた、しっかりしたリュックを発見!しかもこれまで気に入ったものは、いずれも○万円もしたのに、これは6千円もしなくて割安!今持ってるリュックは、アメリカの大学生みたいでいいじゃん、と思ってたが、夫によれば、ひどく田舎っぺに見えるらしく、もう少しコンパクトに見えるものをと思っていた。それで今回買ったのは、少しは都会っ子(もうオバサンだが)に見えると思ってるもの。
別に意識したワケじゃないけど、今日は思わぬカバン日和♪
2005-01-24-Monday [長年日記]
_ [日常] バイトの面接日
こんな日に限って、今日は月曜日で美術館もやってなくて、新宿をぶらぶら当てもなく歩いた後、気も晴れないまま仕方なく家に戻ってきた。ミルク温めて、節分の豆をボリボリ食べながらテレビをぼーっと見て、今ようやくブログに何か発信してみようかという気力が戻ってきたところ。
午前中は慣れないカタカナを頭に詰め込んだ。昼過ぎ、普段着ないカチカチの白シャツとスーツに着替え、バイトの面接に臨む。昨日買ったばかりのリクルートカバンに色々詰めて。到着すると、どうやら今日は全ての面接日らしく、次から次へと応募者がやってくる。一体どれ程の人が私のライバルなのか全然分からない。控え室に二人新しい人がくると、事務のおじさんがまとめてあれやこれや説明し始める。事務おじさんは、受験者の緊張を解そうと、必要事項以外にもペラペラペラペラしゃべっていたが、正直うざくて、かえって緊張してしまった。
自分の番がやってきて、面接会場入ったら、大人の人が5-6人ずらっと並んで座ってて、もう後は質問されたことに対して頭に浮かんだことを言葉にして答えるのみ。よくも普段考えもしないようなことが頭に浮かんで、それを文章にしてしゃべったものだと、今考えると我ながら呆れてしまうよ。そのくせ、十分に予想できた質問の対策を立ててなかったことの反省と、こんな年にもなってもう少しマシな発言ができただろう、と面接終わってから後悔というか情けない思いが、拭っても拭っても蜘蛛の糸みたいに纏わりついてくる。
しかし面接なんて博士の院試以来(5年前)、いや、礼儀作法とか人柄(?)が判断されるような面接なんてたぶん中学入試以来で、面接がどんなものだったかなんて記憶の彼方であった。面接もそれなりに準備のしようがあることが分かった。今回の失敗はいつか本命で面接を受けることがあれば、それに活かしたいものだ。
それにしても面接試験がこれほど日常のリズムを狂わせるとは知らなかった。就活がいかに大変なものか、ちょっとばかし共感した気がする。就活される皆さん、頑張って下さい。ポイントは気持ちの切り替えだね。
_ [日常] もう面接結果が出た
だいぶ元気にはなったが、まだ夕食を準備する気力までは起きず、知人から送られてきた抜刷を読んでうだうだする。そこへさっき面接受けたとこからいきなり電話がきた。面接会場で忘れ物でもしたかと思ったが、そうじゃなくて、もう面接結果が出たという報告だった。びっくりするなぁ、もう。それで私は受かってしまったらしい。
いちお今日に向けて少し時間を費やしたし、受けた以上は通った方がうれしいが、蓋を開けてみたら聞いてた話と違うじゃないか、でも後戻りはできないじゃん、という事情も手伝ってるので、ちと複雑な気持ち。まぁそれでも自分で引き受けるとお返事した以上、時間をやりくりして、がんばりますか。この際、今回のバイトから明日へとつなげる勢いで。やれやれ、忙しい一日でした。
2005-01-25-Tuesday [長年日記]
_ [日常] 終日身も心も韓国づく
・昨夜中に今日戻しの原稿再校を終えられなかったので、午前中必死にやっている。アレアハングルには編集機能がついてないから、文字色や太さを変えたり、意見を別便に書いたりして、校正内容を伝えるだけで時間を食っている。
・正午過ぎ、ぎりぎり校正を送る。やたら校正と質問が多くて(勝手に他人の文章直すからだ〜!)編集者はうんざりしたに違いない。
・母との約束に20分遅れて、新宿歌舞伎町の韓国街へ。カムジャタンでおいしいという店で母の試食に付き合った。今度父が韓国料理をご馳走すると知人に言ったはいいが、外食で本当においしいと思える韓国料理屋を知らないために、慌てて母が下見しているというわけ。これまでスパイスが強すぎたりジャガイモが多すぎたり、あまりカムジャタンの印象はよくなかったが、今日食べたお店は本当においしかった。何よりスープが。ほとんど肉のついていない骨をひたすらしゃぶる。写真はカムジャタンの残骸。二人分でこれだけの骨があるんだから、おいしいスープになるわけだ。
・最近母は一人で韓国街を開拓しているらしく、KNTVのCMに流れてる店やドラマや映画のビデオを安く買える店、食糧品店などを教えてもらった。あの街、韓国の伝統茶やデザートを楽しめるカフェが無いのが残念。母と二人で、ペヨンジュングッズやポスターの山にうんざり。
・新宿まで一緒に歩いて、夕方解散。たまたま連絡がついて、夫と合流。
・帰宅して、2時間半かけて明日朝の韓国語作文の宿題。
・大学の友人が、韓国語文法の疑問を解決してくれた。ありがとう。
・そういえば私ダイエットしてたんじゃなかったっけ?すっかり忘れていた。今日の炭水化物量:パン30 ご飯50 クッキー10 じゃがいも20 ビール20 → 130g、20gオーバー。
2005-01-26-Wednesday [長年日記]
_ [日常]
・朝、寝坊して慌ててジョナサンへ。韓国語。昨夜頑張った宿題は大して直しが入らず。
・14時、B研究所のシンポジウムを聞く。お腹いっぱいになるが、一日の集中力を使い果たして疲れた。
・御徒町ベックスコーヒーでメロンパンを食べて少し休んでから、吉池で夕食の買い物。
・夕食準備、夕食、片付け。ガスコンロの五徳を洗う。
2005-01-27-Thursday [長年日記]
2005-01-28-Friday [長年日記]
_ [日常] 通訳は難しい
朝9時半、T研究所へ。韓国SK大学関係者達をご案内するのに、誰も韓国語できる人がいないということで、急遽私が通訳まがいをすることになったため。ずいぶん長いこと韓国語を話していないために、口が全然まわらない。特に物事の説明は訳せても、内容が身近な日常のこととなると単語が全然思い出せなくて困った。
T研究所書庫内を案内。ほぼ日「声に出して読めない日本語」じゃないけれど、普段目でしか接していない固有名詞や漢字熟語を耳で聞いても、すぐに頭の中で漢字に変換されないために、韓国語への通訳はしどろもどろ。次にT大内S研究所へ行くが、全く聞いたことのない固有名詞がじゃんじゃん出てきた。また近代以降のマスコミ関連となると、日本語で聞けば別に難しくなくても、韓国語では普段あまりにも接しない単語だらけで、もうほんとに参ってしまった。
その後、S会館で昼食。同席した先生方と緊張しながら話をして、ちょっとずつ韓国語会話に慣れる。やれやれ。
午後はまずW大図書館へ。書庫に入れてもらったが、分野ごとに規則性なく並んでいて探しにくかった。その後、名前は忘れたが永田町辺りの研究機関訪問。
夕食まで時間が微妙に余ったので、皆で靖国神社へ。実はちゃんと行ったのは初めて。もちろん遊就館も見学。
浅草の金泉へ。コの字型にお膳の並ぶお座敷へ通されて、それだけでも緊張。もともと通訳担当だったPさんが道に迷って遅刻したため、私が通訳係ということで上座近くに座らされた。ここで大ピンチ。偉い方が最初に挨拶というかスピーチをしたのだが、その通訳まですることになったのだ。難しい話や故事成語は無かったので不幸中の幸いだったが、あれは聞いてる方がハラハラして疲れたと思う。通訳ってそんなものだ、決して難しい話じゃないし、第三者として聞いてると、なんでそんな簡単なことも訳せないのかと思うものだ。しかしいざ自分で通訳しようとするとうまくいかない。
まず単語単位でスピーチを書き取り、内容を伝え終わっても、その文章をどう締めくくれば良いのかが話している内にわからなくなってしまうのだ。また通訳はただ両方の言葉ができるだけでは使い物にならない。相手の話から要点と細かい情報をすばやく頭の中でまとめ、それをもう一方の言葉に余すところなく言い換えなきゃいけない。要点だけは伝えられても、小さな情報まで伝えるのは至難の技で記憶力を要する。それから短い言葉の中に多くの文脈が含まれている場合、そのまま訳しては通じないかもしれない、とすれば少し噛み砕いて解説を加える必要まで出てくる。
通訳するには言葉に長けてるのは当然だが、それを使いこなす訓練が必要で、どんな話題にも対応できる柔軟性と好奇心を日頃から持ち合わせてなければ、難しいものだとしみじみ実感した。喉元過ぎればになっていたが、久しぶりに通訳まがいをやって、もう一度出直したい気分。そんな訳で、せっかくの会席だったが何を食べたかほとんど記憶にない・・・。
_ [食] 割烹天ぷら「金泉」
創業明治40年。台東区花川戸2−16−1 03-3841-6380/9261
会席料理を食べたが、次回は名物の天丼も試してみたい。ちなみにこの前たべた会席の献立、紙を持って帰ったので写しておこう。
先付(梅花長芋 胡麻だれ、鮭子、干社唐、煎り玉子)、前菜(バイ貝、芹からすみ和え、合鴨ロース、二色玉子、菜の花辛子漬け、小梅羊羹)、御椀(若鳥唐蒸し、口(これなんだろう?)、柚子、梅形大根、にんじん、湿地茸、芽葱)、造り(盛り合わせ)、煮物(鰆巻繊湯葉巻、緑あん、かにあん、新竹の子、梅麩、木の芽)、焼物(帆立貝玉素焼、玉葱、舞茸、ミニアスパラ、飛子)、揚物(天婦羅、旨出汁)、食事(ご飯、赤出し、香の物)、デザート(蜜柑ムース、タピオカ、セルフィーユ)
2005-01-31-Monday [長年日記]
_ [日常]
・朝、ジョナサンで韓国語習う。金・土と韓国語に染まってたので今日はいつもよりスルスルと韓国語が口から出てくる。いつもこうありたいものだ。
・昼、昨夜受け取った日本語要旨を韓国語に訳して、編集部に送る。
・午後、T研究所でハンコ捺して書類提出後、B研究所でバイト。
・根津の赤札堂で夕食の買い物。ずっと外食続きだったので今日は野菜をたくさん食べよう。鍋に決定。
・先週末に感じたこと、書き留めておきたいことがいっぱいあるのだが、考えをまとめてここに記すだけの時間の余裕が無い。二日間で受けた熱い思いがこのまま冷めてしまいそうで怖い。
_ [食]鎌倉ニュージャーマン「ジャーマンクッキー」
今日のおやつ1。口に入れた瞬間、濃厚な味と思いきや、意外にサクっとしている。ナッツが細かすぎないのは良いが、なんとなく粉っぽさが残る。ちょっと甘い。
_ [食]いちごの里 もくもくファクトリー
今日のおやつ2。いちご入り(?)のマドレーヌを食べた。いちごの粒粒がたまに感じられるが、アーモンド風味が強くて、いちごの印象は少ない。
_ singspieler [あれ?ダイエット始めたんじゃなかったっけ?(▼v▼)]
_ stasi [炭水化物じゃないから大丈夫♪と思って食べましたが、よく考えると、どれも炭水化物のかたまりですね。ま、おいしそうな物は..]