2005-02-01-Tuesday [長年日記]
_ [日常]
かなり眠い。朝、洗濯物を干す。午前中は家で仕事をちゃっちゃか片付ける。
午後、東京駅近くの八重洲富士屋ホテルへ。韓国のJ、H先生、U社長をお迎えする。一年ぶりだが時々メールでやりとりしているし、お会いする度に濃いお付き合いをさせて頂いてるからか(まるまる1週間ご案内とか)、あまり久しぶりな感じがしない。まずはEへ。その後Lへ。作品の主人が移り変わるのを見る。
夜、普段行かない(行けない)ような所でご馳走になる。わーい!
_ [食] スーパーダイニング ジパング Byなだ万
赤坂東急の最上階。色々な店舗が合併してできているため、選択肢が豊富。
一夜の内に、和食系ではかなりの種類を楽しんだ。特にアボガドと山芋のなんとか、鶏の塩焼き、酒肴三種のうち甘海老の粕漬け、へしこ茶漬けはまた食べたい。次回食べるとしたらフォアグラの何とかと白子蒸しを食べてみたい。
2005-02-02-Wednesday [長年日記]
_ [日常] 韓国の先生をご案内
夫が熱出して寝込んでしまったが、私は夜遅くまで帰れなさそうので、朝1時間早く起きてスープ2種類とお浸しなどを作っておく。
朝、ホテルにお迎えに行く。HZへお連れする。地図をプリントアウトしておいてよかった。Hでは国籍不明な作品をめぐって意見交換。難しいですなあ。そのまま皆でお昼を食べに行く。素敵なフレンチでランチをご馳走になる。めちゃめちゃおいしかった。それからHSであれこれ見せて頂いた後、Kへ。この時期はあまり物が入ってこないとのこと。
夜、G大留学生も合流して、造り酒屋がやってるお店へ。6種類近く日本酒を味わいながら、コース料理を楽しむ。かなりおいしい。私は体質的にあまり日本酒が飲めないのだが、この日はいずれもおいしく飲めて良かった。
U社長がおでんやに行きたいとおっしゃるので、皆でお多幸へ。大衆的な雰囲気の中で皆と熱く語り合い、大いに盛り上がる。これぞ正しい飲み会。先生からは叱咤激励を受ける。ありがたい。頑張らなくてはと責任を感じる。
閉店の時間になって店を出るが、韓国の先生方は三次会に行く気満々。もうどこに入ったか覚えてないが、バーでギネスを飲みながら、再び語る語る。酔っ払ってて私の通訳もきっとめちゃくちゃだったに違いないが、まぁいいか。先生方とあんな風に楽しくお酒を飲んで語るなんて機会はなかなか無いから、貴重な時間を過ごせて本当に楽しかった。えっと、帰宅は午前2時頃・・・。不良妻でごめんなさい。それにしても、なんてグルメな一日だったんだろう!
_ [食] 「タテル・ヨシノ」
芝パークホテル別館1階。パリの「ステラ・マリス」オーナーシェフ、吉野建氏がオープンしたフレンチ。
日本でも年齢問わず受け入れられるフレンチだと思う。いずれも一つ一つ素材の味が活きていて、おいしかった。メインディッシュのソースが忘れられない。ランチで行ったが、あちこちで会食が行われていた。予約して行った方がよさそう。
_ [食] sake-cuisine ekas
金沢の造り酒屋福光屋による、和食材を使ったイタリアンが楽しめる。あまり多くの人に知られたくない店。季節毎にコースのメニューが変わるらしい。
2005-02-03-Thursday [長年日記]
_ [日常] 教員はつらいね
夫がひどい風邪で熱は下がらないし、咳も止まらない。しかし今日は授業をしなきゃいけないらしい。学生だったら授業休めばいいけど、教える側はそういう訳もいかないから大変だ。同じ家にいるのだから来週辺りには私が発症してるんだろうなぁ。元気な内にできる仕事ぜんぶ片付けておかないと。
_ [日常] かったるい
昨夜大きな役割が一応終わり、ほっとしたら疲れが出て、今日はかったるい。家に病人が出たのに、私がずっと家をあけてたので冷蔵庫は空っぽ(そんなことはないが)。午前中からクイーンズまで買い物に出かけた。すると近くにいきなり新しく大型薬局ができてて驚いた。あれは売れる場所だと思う。
午後、スタバでラテのトールを買ってからT研究所へ。先週末、お世話になった方とおしゃべりする。仕事はかなり切羽詰まってる状況で、ホントは雑談なんてしてる場合じゃない。
夕方、Yで韓国語クラスを終えた母に会いに、これから水道橋に行く。その後、母から韓国海苔とホームドラマのビデオを受け取る。
先週末、今週に起きたことを記憶が定かな内に日記を記しておきたいが、まだ疲れが取れなくてその余裕がない。
2005-02-04-Friday [長年日記]
2005-02-05-Saturday [長年日記]
_ [日常] 家事は時間がかかる
夫は相変わらずひどい風邪で寝込んでいる。洗濯物を干してから、翻訳第二校の校正にとりかかる。午後、シンポジウムで著者に会える可能性が高いので、質問事項を確認しておこうかと。→結局、家事を片付けるのが精一杯、校正はほとんど進まず。
_ [日常] 再び熱くディープな時を過すが、ひどい午前様・・・;
午後、T研究所シンポジウムへ。英語で議論するってなかなか大変。日本人同士が英語でやりとりすると、日本語のように適当なごまかしが利かないので、質問者も発表者も直球で来る。それはそれで面白かった。これからは英語ができないとお話にならないのだなあ。一年ぶりにI氏に会ってうれしい。
懇親会に参加。席替えした後半O氏が荒れてしまい、見たことのない情景を目の当たりにする。親にとって子供は、大きくなっても子供に過ぎないが、先生と弟子の関係も変わらない。私にとっては皆が先生だが、先生の先生はいつまでも先生で、先生にとって弟子はいつまでも弟子に過ぎないのだ。先生でさえ、先生の意向を察するのに苦労していることを知った。当たり前のことだけど。
22時半頃解散し、両I氏と共に御徒町まで歩いてカラオケに入る。最近のカラオケってすごい、リモコンで料理の注文までできちゃうのだ。それはともかく1時間近く3人でしゃべった後、I氏の素晴らしい歌声を何曲も聞かせていただく。私の披露宴で皆に歌って頂いた歌や、披露宴で突然指名されても大丈夫なように練習したのに、指名が無かったために歌えなかったという訳アリの歌など(あー申し訳ない、そんな重要なこと披露宴の前に教えて下さい〜聞きたかったのに)。もう一人のI氏と私も1曲ずつ歌った後、再び熱い語りに入る。もう面白い話ばかりで居心地が良すぎた。(しかし何の話してたのかよく思い出せない。)話の内容としては私の入る余地はほとんどなかったのだが、三時間半ひたすらまじめな話で盛り上がり、これぞ理想的な飲み会。なんてディープな空間!
しかし気付けば午前3時。もう一軒飲みに行くか〜と誘われたが、さすがに帰宅させて頂いた。独身じゃないしね。って独身の時でさえ、S学館残業以外では、こんな時間に帰ったことは無かった。ここんとこ一週間に3回も2時過ぎにタクシーで帰ってて、●●歳最後を熱々ウィークで締めくくることとなった。夫が風邪で寝込んでるってのに、ひどい不良妻だ。でも仕事に関わるところで、こんなにも熱い思いになるような事はそうめったに訪れるものではないので、まぁお許しを;
2005-02-06-Sunday [長年日記]
_ [日常] 頭を日常に戻すように
昼前に起床。お風呂に入った後、ブランチ食べて洗濯物を干す。
午後、T博へ。韓国のYちゃんと常設展を見た後、上野のスタバへ。あれこれ話し始めたら3時間があっという間に経つ。帰り、一緒にアメ横で魚を選ぶ。
解散後、御徒町の吉池で夕食の買い物。夫の風邪が治りそうなもの、しかし野菜煮込み類は飽きてしまってるらしいので、新鮮な味を・・・とか思ったら、なかなか献立が浮かばず、適当な値段の材料もなく、買い物にひどく苦労した。
めちゃくちゃな一週間を過して、すっかりペースというか論文を書くためのリズムが崩れてしまった。せめてまず日常のリズムに戻すようにしよう。それでノートに向かう。
2005-02-07-Monday [長年日記]
_ [日常] 今日はこんな一日
夫は相変わらず風邪で寝込んでいる。こんなにしぶとい風邪は結婚して初めてでは?私も気をつけなくては。
最初はB研究所バイトに行くつもりだったが、午前中のんびりしたら今日くらいは久しぶりに約束の無い日を過してもいいのではと思えてきた。午前中は新しく始めるバイト先に提出する書類の準備。健康診断書を提出しなきゃいけないが、めんどっちくて大学で受けなかった。大学の保健センターに問い合わせたら、安い診療所を紹介してくれて偶然にも家の近所だった。誕生日に書類作成してるのも悲しいが、平日にのんびりする日はそうそう無いので午後さっそく受けてこよう。
検診後に映画見るつもりだったが、時間かかってしまって上映時間に間に合わず。仕方なく夕食の材料買って帰宅。ホタルイカ沖漬けを作ったり、蛤の砂抜きしてから、再び外出し、マンガ喫茶へ。
_ [日常]初めてマンガ喫茶に行ってみた
一度入ってみたいと思ってたので、中途半端な時間を埋めるのにちょうどよかった。いざ入ってみると男ばっかで居心地はあまりよくないし、内装はきれいだけど部屋がなんとなく男臭いし、煙草っぽい。しかも歴史や文学関係を読んでみたいと思ってたのに、そんなマジメなものは置いてなかった。小さなマンガ喫茶なんて、きっとそういうものなのね。あまり好きになれる空間ではなさそうだ。
実はマンガって小学校の時に読んだ「サザエさん」、中学校の教育実習の先生がマンガの感想文をレポートに出したために読まされたもの以外に、読んだことが無い。親がマンガ反対の教育方針だったのと、マンガを読み始める小学生の時に海外で日本人との付き合いも無く、マンガの貸し借りができない環境だった。帰国してからも、たまたまマンガをよく読む人が周りにいなくて、今に至ってしまった。
そんなド素人が突然一人でマンガ喫茶に入ったので、一体どんなものがどこにどうあるのか、全体をざっと見渡しても見当がつかない。目的の歴史・文学ものも無くて、何を読めばよいのか分からず困っていたところへ、どうも最近流行っているらしい「のだめカンタービレ」を発見!助かった〜。とりあえず3巻までは読んだぞ!
しかし読み慣れてないからか、時間がかかる。「のだめ」だから飛ばし読みしたけど、文学ものとかで説明の多いマンガだったら、下手すると買った方が安くなってしまいそう。ま、そんなわけで誕生日に新しいことをやってみた。
_ [記事]大量の雑誌で床抜け、重傷 アパート、2時間後に救出
全く他人事ではない。
最近極力本は買わないようにしているが、出版部数の少ない貴重な専門書や、日本に無い海外の刊行物は仕事上どうしても購入せざるを得ない。おまけにカラー図版入りのものは大型本もあって嵩も重さも迫力満点。コピー物は時々スキャンしてデジタル化実行してるけど、スキャン作業よりコピる量の方がはるかに多いので、紙は増える一方。引っ越してから4年の間に、私の作業部屋はダンボール箱(内容は紙)がいくつも積み重なってしまい、知らない人が見たら引越し準備中かって感じ。ここは木造ではないけれど、床が抜けてもおかしくない状態だぞ。かといって不要な紙は一枚もない。困ったねえ。気をつけようもないけど、気をつけなければ。
_ [日常][料理]松の実のお粥
実家ではよく食べていたが、結婚して食べなくなったものって結構たくさんある。理由はいくつか。1、夫の好みじゃないために作っても一人で延々と食べる羽目になるから 2、作る手間隙が大変だから 3、母のような味にならないから 4、材料が安価に・気軽に手に入らないから 5、今まで特に食べようという気にならなかったから。こんなところか。
松の実のおかゆもそんな食べ物の一つ。食べなかった理由は5番で、今まで思い出しもしなかった。しかし最近テレビで韓国料理を目にする機会が増えて、ちょっと前に松の実のお粥が映って、久しぶりに無性に食べたくなったのだ。
夫の風邪も相変わらずだし、これなら栄養ありそうだし作ってみた。作り方は簡単。水に浸しておいたもち米を松の実、水と共にミキサーに入れて、細かくする。それを鍋に入れ、ミキサーにくっついた液体を取るように水を加えて煮る。これで完了。あ、塩も忘れずに。適度な塩加減が、香ばしさを引き立ててくれる気がする。
それで初めて作ったものを食べたのだが、母の味と比べると、もっと念入りにミキサーにかければよかったのと、もう少し松の実を多くしてもよかった(今日は1:1の割合)。母の作るお粥はトロ〜リとクリーミーだし、もっと香ばしいのだ。作り方が簡単なだけに、微妙な火加減や材料の量が味に大きく左右してくるのかもしれない。研究の余地アリ。
2005-02-08-Tuesday [長年日記]
_ [日常]掃除機かけて気分爽快
昨夜お弁当を作っておいたのに、たまった仕事を緊急順に片付けてたら夜更かしし、そのまま寝坊してしまった。タクシー帰りした日から微妙に時差ぼけしてるのかも。
夫が一週間ぶりに出かけたので(まだ風邪なのに大丈夫なのだろうか)、お布団をあげて久しぶりに家の掃除。よりによって雨で、お布団干せないのが残念。この狭い家の中を40分近く念入りに掃除機かけて、気持ちもだいぶすっきりした。
午後になってしまい、雨も降ってるし今日はT研究所の仕事やって、翻訳校正を片付けよう。
2005-02-09-Wednesday [長年日記]
_ [日常]ようやく頭が日常に戻ってきた
夫の薬をもらいに病院と薬局へ。家のすぐ近くに新しくできた調剤薬局に行ったら、お茶が出てきた。お茶はおいしくなかったが、湯呑みが現川焼の横石臥牛氏のもので、一気に印象がよくなった。いい器っていいものだねえ。薬局関係者に長崎出身がいるのかな。しかし薬の在庫が無かったため、夕方もう一度立ち寄ることになった。
午後、B研究所へ。
夜、テレビでサッカーを流しながら再校の直し。サッカーはぎりぎり日本が勝ったけど、その後トリビアでやってたカブトムシの闘いの方が、面白かった。
深夜、韓国の先生方が送って下さったメールや抜刷に対して、ようやくお礼の連絡をした。こういうのはもっと早く済まさないと駄目なのは分かっちゃいるんだが、韓国語となると時間がかかってしょうがない。
昨夜から、仕事しながらウィスキーをオンザロックで飲むのがマイブームとなっている。明日も続くか?!
_ [食]満願堂「芋きん」
台東区浅草1-21-5
今日のおやつ。最近はデパ地下にも入ってる店。出来立てを包んでくれるらしく、私が食べた時はまだほのかに温かかった。四角い形に包まれた皮は、薄くてやわらかいが弾力があってもちもちした食感。中はサツマイモの自然の甘さで、後味はすっきり。3時のおやつになかなか良いのでは。ものすごく私好みってわけじゃないけど。
_ [食] ショコラティエ・エリカ
「マ・ボンヌ」はミルクチョコレートの中にマシュマロとクルミが入ったチョコレート。最近はミニサイズがお気に入り。とかいって実はこのお菓子、一度も自分で買ったことは無くて、なぜか中学生の頃から食する機会に恵まれてきた。今日は久しぶりに食べたー。ブロック状になっていてナイフで切って食べるのが、ちょっとゴージャスな感じ?昔はあと一口、あとほーんの一口だけ・・・と自分に言い聞かせながらちょっとずつ切ってる内に、いつの間にか数日で食べ尽くしていた気がする(ミニサイズでなくて普通のを)。中に入っているマシュマロとくるみの組み合わせが絶妙においしいんだと思うけど、一口食して感動する訳ではない。でも一度目より二度目、二度目より三度目、と癖になるおいしさのチョコレートだと思う。
2005-02-10-Thursday [長年日記]
2005-02-12-Saturday [長年日記]
_ [日常]
T研究所の仕事が間に合いそうもなくて、家で作業。録画しといた韓国ドラマ見ながら。
夕方、翻訳再校直しをEMSで郵送してから、岩波ホールに韓国映画「酔画仙」を観に行く。
頭を整理したくて神保町のスタバに入り、ドーナツ食べて持参した単行本を読了。結局何も考えは整理はできなかったが、頭の体操をした気分。帰り道、本屋に立ち寄る。松本清朝を買うかどうか迷ってるところへ(自分の中でも脈絡なし)、夫から帰宅したとの電話が入り、本は買わずに出てくる。いかんいかん、どこにでもある本は図書館で借りると心に決めたじゃないか。余計な出費をせずに済んだ。
2005-02-13-Sunday [長年日記]
_ [趣味][日常] サンカルロ歌劇場「ルイーザ・ミラー」
観劇人生の中で最も高い買い物をしてしまった〜〜〜〜〜〜!!!夜中2時半。
最初はB席を買おうと思って、それでも一人でぎゃーぎゃー大騒ぎしていたのだが、いざ購入しようと思ったら、もう選択できない(=売り切れ?)じゃないか!がが〜〜ん!!もうAかS席しかないらしい。さすがにそれは買えないよ。だって奨学金もらって研究させて頂いてる身分だよ。学生にそんなお金ないよ。
ひどく落胆。最近マイブームとなりつつある、一人ウィスキー・オンザロックで勢いをつけているところに、高校の友人GGからA席を奮発して買ったというメールが届いて、さらに勢いがついてしまった!もちろん夫の分も併せて2枚購入。オーチャードホールは音響があまりよく無さそうで、聞く前から不満たらたらだが、韓国一人充実旅行あるいはアメリカグループ旅行分はあっという間に消えてしまった〜。
色々と言い訳はある。二人で海外旅行してオペラ見るよりは安いとか、琵琶湖のホールまでA席で観に行くより安い(昔「ルイーザ・ミラー」日本初公演とうたった公演を観に、日帰りで皆で名古屋に行ったことがあったので、現実的な路線ではあった)とか、去年5月サントリーホールで聞いたポリーニはす〜ばらしかったが、それ以降ちゃんとしたコンサート行ってないよねとか、去年度は夫の海外出張に私はついていかなかった(あれ、出張自体がなかった気が?)とか、お互いに本業で頑張ってるけどご褒美してない気がするね、あれでもそれは気のせいかもしれんとか、今度春のアメリカ・ゼミ旅行に行かなければいいとか・・・。
6月まで、自分へのご褒美と受け取れるよう、おとなしく頑張ります。
_ [日常] ちとパトロンの気分!
I美術館見学。日本文学に関心が薄くていまいち興味を持てないまま出る。
銀座へ。前チェックした日本酒屋さん(ekas)の隣にチョコレート専門店があったことを覚えていたので、初めて入ってみた。同じ店のカフェではアイスクリーム食べる人たちが行列していたが、そんなにおいしいのだろうか?
知人が近くで作品展示していたことをふと思い出し、ギャラリーへ。今回はいわゆる観賞用作品でなく、実用を意識した作品を展示していて、値段もお手頃だった。知人にお土産を持っていかなかったこともあるが、手仕事が素敵で何点か作品を購入した。すると企画展主人だろうか、主みたいな人がしみじみと「これ私が作ってみないかと提案した作品だったんですよ」と話してくれた。作家も「こんなに買ってくれるんですか?」と喜んでいた。(そんなに買ってないが・・・。)昔も、作家と受容者とコーディネーターの関係ってこんな感じだったのかもね。妙にしみじみ。
松屋と三越に行ったら、チョコレート商戦がすごいことになっている。折角なので片っ端からチョコレートを試食したら(試食に生チョコが多いのはなぜ?爪楊枝で刺しやすいから?濃厚でおいしく感じるから?)気持ち悪くなり、お惣菜コーナーに行ってしょっぱいものを試食。でもチョコレートと違ってお惣菜は試食したら買わなきゃいけない気がして、特に必要なさそうなものも購入。結局私も商戦に乗ってしまってるわけか。私もオバサンでいやねえ。
_ [趣味][記事]韓国インディペンデント映画2005
3月5日〜11日 シアター・イメージフォーラム 東京渋谷
2005-02-17-Thursday [長年日記]
_ [日常]コンサートのチェック
以前、ヨーロッパの劇場でほぼ毎晩オペラ・オペレッタを楽しんだ後、東京でオペレッタを観に行ってひどくがっかりしたことがあった。劇場という空間での楽しみを味わえないのは、箱の問題やそもそも聞く側の感性が違うから仕方ないとして、良いホールの良い席で良い演奏だったにも関わらず、音がスケスケに抜けて貧相な感じがしてびっくりしたのだ。ずっと東京で聞いてた時には考えたことも無かった感覚。それ以来、もう東京では舞台ものは観たくないやと思ってたのだが、先日久しぶりにオペラのチケットを購入したら(しかもバカ高いものを・・・)、その勢いがまだ衰えない。
コンサート情報は知らない方が幸せかもしれない。行けなくて、あ〜あ〜と落胆するから。ま、どうせ行けないだろうけど思い立った時にメモしておこうと思って、久しぶりにコンサートをチェックしている。舞台ものはともかくコンサートなら不満も少ないし。行きたいと思い始めたらどれもこれも気になって仕方が無い。バレンボイムは今日の当日券まだあるらしいぞ。聞きたいけど体力が無いな。フェニーチェ歌劇場「真珠とり」がかなり気になるけど、安い席は売切れてるから仕方ない。
鉄道好きが時刻表見ながら電車に乗ってる気になるのと同じように、CDでも聞きながら観た気になれる技を身に付けねば。
_ [趣味] サントリーホールの演奏会
■ヨーヨー・マ/無伴奏チェロ・リサイタル 5月16日(月) 第1番ト長調・第5番ハ短調 ・第3番ハ長調 /5月17日(火)第4番変ホ長調・第2番ニ短調・第6番ニ短調 ◎ミュージックプラント 03-3466-2258
■
■リッカルド・ムーティ/ウィーン・フィル 10月9日(日)11日(火)15日(土)16日(日)◎サントリーホール 03-3584-9999 7月発売予定
■マウリツィオ・ポリーニ ピアノ・リサイタル 11月6日(日)9日(水)◎カジモト・イープラス 03-5749-9960
2005-02-18-Friday [長年日記]
_ [日常]
B研究所でバイト。韓国出身の研究者が研究所に来訪していて、今度一緒にお昼を食べることになった。年度末だからか職員はひどく忙しそうで、いつも楽しみにしているおやつの時間が短い。今日食べたおやつは、台湾のパイナップルケーキ。
近美の夜間展示を利用して企画展をみる。コンセプトの分かりやすい展示だったが、現代の様々な動きを見渡せるようなマップ一つあったら、現代美術の初心者でももっと分かりやすかったんじゃないかと感じた。これは他の展示に対しても思うことだが。
夜ネットで調べ物していたら、たまたま別の記事を見つけた。ファンクラブに入ってるのに、ファンのコンサートがサントリーホールで二週間前に行われていた。二週間前!終わっちゃったじゃーん。かなりショック。がーん。(;;)これだからコンサートの情報なんて知らないに限る〜う!
_ [趣味]フォルクスビューネ『終着駅アメリカ』
3月25日(金)〜28日(月)世田谷パブリックシアター(世田谷区太子堂4-1-1) 03-5432-1526
2005-02-19-Saturday [長年日記]
_ [日常][仕事] 重なる時は重なるものだ
一つ一つの用事は数年に一度しか起きないようなことなのに、今、一気に色々なものがやってきて、片付けるのに大変なことになっている。ここで用事を事細かに記す気はないが、びっくりなのは、いきなり来年度から長期バイトの話が三つ、単発バイトの話が一つ来たこと。それと遠方からわざわざ来訪する何組かの先生方が、よりによってなぜか同じ日程で来ること。一体どうなっちゃってるんだ。重要なメールのお返事、緊急の返事を要するものまで、まだまだ放置したまま。一応私なりの判断で、重要度と緊急度の高いものから手をつけているつもり。ってこれじゃ全然言い訳になってないか。がんばります。
2005-02-20-Sunday [長年日記]
_ [趣味] 伝統楽器Hレッスン
今日は先月から始まった月1回の合同レッスン日。皆まったくの初心者なので、まずは音を出すことから始める。バイオリンもそうだが伝統楽器Hも最初はホントにギコギコという音しか出ないのだ。左手の指を一つ押さえ二つ押さえ、と一つの音に対して、弓をアップダウンさせる練習を繰り返す。前回は早く曲に入りたいなぁと思ったが、今日はこの練習がかなり良い勉強になることに気付いた。
ヴィオラでいえば、第一ポジションで開放弦から始まり各弦を左手1〜4の指で弦をおさえ、一音ずつ弾きながら音程や音の響き、弓の運び方などを確かめる練習に通じる。ここで自分の音をじっくり聞いて練習していると、フォームが安定して、曲に入った時でも響く音が出しやすくなるのだ。
伝統楽器Hも弓をただ左右に動かすだけでは先生のように響く音が出ない。何かコツがあるに違いない。それに左指は動かしてないのに、どういうわけか音に高低がつくことがある。てなわけでいかに一定した音、響く音を出すかを意識し始めたら、基本練習が突然楽しくなった。
2005-02-21-Monday [長年日記]
_ [日常]冴えない
仕事は相変わらず山積みだが、今日はどうしても体が動かない。たまに疲れとは異なる体調不良が訪れる。原因は分からないが、こんあ日もあると思うしかない。韓国のホームドラマを見ながら家族について考えさせられる。
夜、ガレリア練習を聞く。
_ [日常]ガレリアの通し練録音を聞きながら
夜、作業机隣のマシンでガレリア練通しを撮ったビデオの情報が取り込まれていて、激しく気が散らせながら、至急の用事を処理。言葉遣いを間違えてそうだ。モニターと音を消せば済むことだけど、やっぱ気になるし、かといって用事も延ばせないし。家で何度も夫の音取り練習した箇所が出てくると、夫のパートだけが頭の中で勝手に流れてその音が聞こえてくる。去年サントリーホールのときも、テノールパートはしっかり覚えちゃったのを思い出す。舞台には乗れないけど、陰ながら参加してる気分。
しかし残念ながら夫の何かを指摘できる良い妻にはなっていない。もともと人の声より楽器の音の方が聞こえてきてしまうのだ。それにモーツァルトになってしまった夫を、小さなモニターで見分けるのは難しい。(って仕事してるからほとんど画面は見てないが。)
オケは一幕の途中から徐々に乗ってきて、音が滑らかになり音楽が流れだす。と同時にモタモタした感じが薄れて、歌との一体感も出てくる。二幕以降になると音に勢いやメリハリも出てきて、聞いていて音楽が面白くなってくる。当日は本番前に練習するから大丈夫だろうけど、出だしの一小節で聞いてる方の印象は変わったりするから、最初からこの二幕以降の、乗ってる感じを出せたら良いね!
2005-02-22-Tuesday [長年日記]
_ [日常] 仕事中の韓国ドラマは気を付けるべし
朝食済ませてから家でT研究所の仕事を必死こいてやる。気付いたら15時半。お腹も空くわけだ。
気晴らしに韓国ドラマを見ながら遅い昼食をとる。しかし気晴らしに韓国ドラマをと思ったのがいけなかった。今見てるのは重いドラマだったんだった。しかもあまりにも切なく悲しい展開になって、テレビの前で何度も号泣。結局一回分60分見てしまい、泣き疲れて仕事のペースがすっかり乱れてしまった。スライドの現像出したり、夕食の買い物にでも行って気持ちを切り替えてこようと思う。
→夜、帰宅して再びビデオをつけてしまった。さっきほどの悲しさは無いけれど涙が止まらなくて、いい加減疲れた。
2005-02-23-Wednesday [長年日記]
_ [日常]
朝早くから夫はガレリア通し練データをいじっていて、こちらは布団の中で練習に参加してる夢を見る。
B研究所でバイト。昼は先週知り合った韓国の先生と近くのバインヒルホテルでランチしながらお話を伺い、また色々とご指摘を受ける。午後研究所に戻ってから、先生が調べている近代の研究資料を見せて頂く。結局、二時間半も先生とお話。
勤務時間終わったらT研究所の仕事をB研究所でやろうと思ってたのに、なんと今日は17時半に害虫駆除の薬を全館に撒くという。そんなの金曜夜に行えばいいのに、平日中日にやるなんて信じられない。
一旦帰宅し、豆腐一丁と常備菜をお腹に入れて、T大図書館へ。数々の仕事に備えてまとめて調べ物。図書館出たのは22時前、慌ててスタバに駆け込み、本日のコーヒー飲みながら読みかけの文庫本を読了。これも夫がガレリア練習で帰りが遅いからできたこと。その代わり、きちんとした食事が犠牲になった。
2005-02-26-Saturday [長年日記]
_ [日常]
朝6時半過ぎ、夫はガレリア練に出かけた。眠いが時間をかけて朝食をたらふく食べたら、徐々に目が覚めてきた。昨日終わらなかった仕事を始める。
途中で飽きてブログを書いたり、ドラマの続き見たり。
午後、シンポジウムを聞きに行く。自分が疑問に思った事は他人も疑問に思ってて、しかもまだ解決されていない問題であることが分かった。なかなか活発な討論で刺激を受けた。
バスで東京駅まで出て、オアゾへ。とにかく切羽詰まってるので何かタネ本になるものは無いかと目をまん丸くしながら探す。期待してたものは存在しなかったが、面白そうな本を見つけた。夫の帰りも遅いし、ヘロヘロだったので、丸善のカフェで早矢仕ハンバーグオムライスサラダ付きを食べてきた。一人ご飯にしてはかなりの贅沢だ。
21時前に帰宅。さて仕事片付けなきゃ。でも早起きしたからか、体はもう眠い。
_ [韓国ドラマ] SBS 「完全なる愛」全24回
2003年 チャ・インピョ、キム・ヒエ、イ・スンヨン
貧しい環境で育ったヨンエは、舅姑から激しく嫁イビリされるが必死で耐えて、年下のシウと仲良く二人の子供と共に幸せな家庭を築く。しかし結婚十年目、難病がヨンエを襲う。母として、妻として、娘として残された時間を有意義に使おうとするが、徐々に体は蝕まれてゆく。
自分の病を家族にどのように伝え、残された時間をどう過すか。同じテーマの「ローズマリー」は美しく軽やかに描いていたので希望がわいたが、「完全なる愛」は家族に病を伝えるまではかなり面白かったのに、その後はあまりに現実そのままを描いていて重すぎた。夫が病を知った頃の2回分は登場人物になり切ってウェンウェン泣いたし、一番の頂点だった。その後の展開は皆が暗い顔して泣いてばかりなので、かえって見ている方が徐々に冷めてきてしまった。人の生き方、家族愛の大切さを考えせられた。さすがキム・ヒエの演技は迫真。あー悲しい話。
それにしてもキム・ヒエはいじめられたり、悲しみに打ちひしがれる役が多くて、初回から最終回まで幸せいっぱいの役なんてあるのかな。学部の頃、初めて見た韓国ドラマがキム・ヒエが娘役の、MBC「息子と娘(아들과 딸)」(1992)だった。娘という理由だけで親から弟と差別されるという話。ちょっと前に見たKBS「妻」は、夫が出張先で交通事故に遭って行方不明、見つかったが記憶喪失になってた上、家庭を築いていたという話。毎回あまりに気の毒な役なので、新しいドラマなどで元気な姿を見ると、母はよく「まぁあんなに明るく元気に暮らしてるなら良かったわ」と本気でテレビに向かって話しかけていたが、ちょっと分かる気がする。
_ [本]吉田光邦「工芸の社会史 機能と意味をさぐる」NHKブックス、1987
工芸に現れた形や意味を、その作り出された社会の文脈から探る。
_ [本]若宮信晴「西洋工芸史 -古き良き生活文化への誘い」文化出版局、1987
西洋の工芸を染織、ガラス、陶磁器、金属、木工に分け、古代からロココまでの歴史が整理されている。図版も豊富。
_ kyoro99 [友人のご主人の実家が白金台で、彼らの結婚式の引き出物で「マ・ボンヌ」をいただきました。美味しいよねぇ^-^でも、私は..]
_ stasi [まぁ!コメントありがとう!ナイフでわざわざ切らなきゃいけないだけに、一口サイズのものより原形を保ってる時間が長くなり..]