2005-05-09-Monday [長年日記]
_ [日常][仕事]初レポートを受け取る
今日の講義は大してドラマチックな展開もなく(あるわけないが)予想した通りに普通に進み、しゃべった後の感想も予想通りで、いまいち達成感がない。今までは学生の様々な反応が新鮮だったが、それもある程度予想できるようになってしまった。終わってどっと疲れが出たわけでもない。少しは慣れてきた証か。いや、きっとそうじゃなくて今日の話が自分の中でいまいちストンと落ちないと感じているからに違いない。
講義後、課しておいたレポートを受け取った。初めて課したレポート、そもそも課題を考える時点であれこれ考えて、実際に自分で問題を解いてみたりしていた。それだけに学生が一体どんな風に取り組んだのだろうと興味津々。さっさと帰宅してドキドキしながら約50人分のレポートにぱらぱら目を通してみた。面白い。みんな様々な方向で、このレポートのために時間を費やしたことがよく分かった。課題に対して、初めてにしては良くできていて、授業中に話したことを参考にしながら、一生懸命に取り組んだことが読み取れた。(教え方が良かったのかしらん♪一人勝手に自画自賛。)誰もレポート出してくれなかったり、全然できてなかったらどうしようと内心心配していたのだが、ほっとした。
授業での反応を見ても感じてはいたが、レポートを読んで、自分の大学の学部生なんかよりも遥かに真剣に、講義内容に関心があることを実感した。おしゃべりする数人の女の子対策は別としても、ちゃんと聞こうとしている学生がいるというのは恵まれた環境だ。昨日は1年生必修で荷が重いと書いたが、高い関心のある学生のモチベーションをそのまま維持できるよう、こちらも努力はしないといけないなと思った。