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stasiの日々


2005-09-30-Friday [長年日記]

_ [日常]サラリーマン疲れてるのかな

タイヤに空気を入れてもらって、チャリでK美に行った。途中、信号を待ってたら突然見知らぬサラリーマンに「風が気持ちいいですね〜」と後ろから話しかけられ、でもまさか自分に話しかけられたとは思ってなかったので、びっくりして無視してしまった。たしかに気持ちの良い風が吹いていて、チャリに乗るには最高のお天気だった。次の営業先に向かう忙しい時だったが、思わず心地良い風に独り言(?)を発してしまったのだろうか。それとも新種のナンパか?

K美の展示はよく知らないジャンルできちんと消化できなかったが、なかなか切り口は面白かった。専門外でも考えてみる価値は十分にあるだろう。図録を買ってきた。

_ [仕事]悲しい仕事だった

専門の翻訳だというのに400字あたり680円、しかも毎回手数料2500円も引かれるという、考えられない仕事だった。それでも将来の韓国ファンを想像して精一杯仕事をしたし、翻訳者と会社の交通整理もボランティアでやってきた。しかし先日、全体の完成物と裏事情をある経由で知って愕然とした。私と知合いが頑張った成果は実はほんの一部で、大部分は知らない日本人翻訳者が雑な翻訳をしていたのだ。そんなの読んでも意味分からないよ。その人、ソウルで優れた翻訳者として認められているという。考えてみると優れた日本語翻訳者かどうかなんて、日本人でないと分からないじゃないか。怪しい情報だ。でも質の低い翻訳に対してきちんと指摘できる監修者がいなかったのが、一番の問題だろう。監修者を引き受けた日本人は誰だか知らないが、自分の仕事が、まだ何の印象も持っていないまっさらな日本人の、韓国に対するイメージをどれだけ左右することになるのか、その人は一度でも考えたことがあるのだろうか。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
_ いちごだいふく (2005-10-02-Sunday 00:44)

ああ〜、お気持ちお察しします。。。
腹立たしいやら、悲しいやら、読んでる私も複雑な気持ちになってしまいます。私も翻訳の経験ちょこっとだけありだけど、翻訳の世界って未整備でアバウトで胡散臭ささえ漂ってくる会社もまだ結構あるよね。それでよく成り立ってるなあ〜みたいな。世の中への影響を考えると確かにコワイ。

_ stasi (2005-10-04-Tuesday 04:16)

もっとも受容者の求める質も様々なので全てにおいて高い質を供給する必要はないと思うけれど、今回私が受け持った翻訳は、ある意味、国の窓口とでも言えるような、国を代表する機関であるだけにこのような結果となってとても残念です。