2005-12-23-Friday [長年日記]
_ [趣味]伝統楽器WS初日
今日から三日間、韓国の胡弓のワークショップ。夏にびっちり講習したからか久しぶりという感じもなく、いきなり夏の続きから入る。今日はビブラートのかけ方や、西洋音楽での装飾音とも三連音符や付点の位置づけとも異なる音について、いくつか奏法を学んだ。拍の頭に「タリラ〜」とするものや、拍の終わりで「ティ〜リリッ」とするものなど。聞くととてもかっこよいが、実際弾くのは結構難しい。
そして中国から伝わった唐楽は、本場中国では失われてしまったが韓国では残っている、といったお話を伺う。ちょっと今考えてる研究ネタに絡められそうな話で興味深い。
漢字で書かれた楽譜の読み方を教わるが、どうも西洋の楽譜のように、この記号だから必ずこの弾き方、という絶対的な決まりにはなっていないようだ。民謡と宮中音楽では、同じ記号でも奏法が異なるらしい。何より初心者がこんがらがるのは、韓国版ドレミが、西洋音楽のようなドレミになっていないということ。曲によって音階が微妙に異なるのだ(ジャンルや地方によるのかも)。
それとイマイチ理屈が分からないのは、1の指(人差し指)から始めるのと、2の指(中指、弦を押えるは感覚は弦楽器と一緒)から始める曲があること。押えやすさの違いなら分かるが。どの指で押えても同じではないのか?しかし1の指で始めると軽快で明るく、2の指だと哀愁帯びた音色になるという。これって例えばGの音を出す時、D線で4を押えるのか、開放弦にするかの違いみたいな感覚?とにかく疑問がいっぱいだが、たくさん曲を学ぶ内に分かってくるのだろう。
後半、背中が痛み始めて辛くなってくる。この背中痛、どこをどう鍛えれば改善するのか?