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stasiの日々


2005-02-26-Saturday [長年日記]

_ [日常]

朝6時半過ぎ、夫はガレリア練に出かけた。眠いが時間をかけて朝食をたらふく食べたら、徐々に目が覚めてきた。昨日終わらなかった仕事を始める。

途中で飽きてブログを書いたり、ドラマの続き見たり。

午後、シンポジウムを聞きに行く。自分が疑問に思った事は他人も疑問に思ってて、しかもまだ解決されていない問題であることが分かった。なかなか活発な討論で刺激を受けた。

バスで東京駅まで出て、オアゾへ。とにかく切羽詰まってるので何かタネ本になるものは無いかと目をまん丸くしながら探す。期待してたものは存在しなかったが、面白そうな本を見つけた。夫の帰りも遅いし、ヘロヘロだったので、丸善のカフェで早矢仕ハンバーグオムライスサラダ付きを食べてきた。一人ご飯にしてはかなりの贅沢だ。

21時前に帰宅。さて仕事片付けなきゃ。でも早起きしたからか、体はもう眠い。

_ [韓国ドラマ] SBS 「完全なる愛」全24回

2003年 チャ・インピョ、キム・ヒエ、イ・スンヨン

貧しい環境で育ったヨンエは、舅姑から激しく嫁イビリされるが必死で耐えて、年下のシウと仲良く二人の子供と共に幸せな家庭を築く。しかし結婚十年目、難病がヨンエを襲う。母として、妻として、娘として残された時間を有意義に使おうとするが、徐々に体は蝕まれてゆく。

自分の病を家族にどのように伝え、残された時間をどう過すか。同じテーマの「ローズマリー」は美しく軽やかに描いていたので希望がわいたが、「完全なる愛」は家族に病を伝えるまではかなり面白かったのに、その後はあまりに現実そのままを描いていて重すぎた。夫が病を知った頃の2回分は登場人物になり切ってウェンウェン泣いたし、一番の頂点だった。その後の展開は皆が暗い顔して泣いてばかりなので、かえって見ている方が徐々に冷めてきてしまった。人の生き方、家族愛の大切さを考えせられた。さすがキム・ヒエの演技は迫真。あー悲しい話。

それにしてもキム・ヒエはいじめられたり、悲しみに打ちひしがれる役が多くて、初回から最終回まで幸せいっぱいの役なんてあるのかな。学部の頃、初めて見た韓国ドラマがキム・ヒエが娘役の、MBC「息子と娘(아들과 딸)」(1992)だった。娘という理由だけで親から弟と差別されるという話。ちょっと前に見たKBS「妻」は、夫が出張先で交通事故に遭って行方不明、見つかったが記憶喪失になってた上、家庭を築いていたという話。毎回あまりに気の毒な役なので、新しいドラマなどで元気な姿を見ると、母はよく「まぁあんなに明るく元気に暮らしてるなら良かったわ」と本気でテレビに向かって話しかけていたが、ちょっと分かる気がする。

_ []吉田光邦「工芸の社会史 機能と意味をさぐる」NHKブックス、1987

工芸に現れた形や意味を、その作り出された社会の文脈から探る。

_ []若宮信晴「西洋工芸史 -古き良き生活文化への誘い」文化出版局、1987

西洋の工芸を染織、ガラス、陶磁器、金属、木工に分け、古代からロココまでの歴史が整理されている。図版も豊富。

_ []北條明直「日本の伝統工芸」講談社現代新書、昭和53年

_ []金子伸二「造形学概論」武蔵野美術大学出版局、2004