2005-04-06-Wednesday [長年日記]
_ [日常][趣味]アジア平和芸能フェスティバル
知人のコムンゴ演奏を聞きに中野サンプラザへ。楽屋で招待券を受け取りお土産を渡して、いざ会場へ。モンゴル、日本、ロシア、韓国、中国の順に民族音楽を紹介するというコンサートで、韓国まで聞いて出てきてしまい中国は分からないが、純粋に民族音楽というよりは日本人のもつ各国のイメージに合わせた紹介だった。韓国は、いわゆるカヤグムやサムルノリ、扇舞ではない、コムンゴ演奏でかなり新鮮だったが、一般的に親しみが無さすぎて観客がどう受け止めたかは微妙なところ。それにしても各国の音楽や歌をまとめて聞くと、カラーが浮彫りになって面白い。モンゴルは大地の歌みたいだし、ロシアは厳しい自然を感じさせ、韓国は悲哀に満ちている。一番生理的に受け付けなかったのは日本の民謡で、私の前世は日本人じゃなかったのかもしれない。
このコンサート、民族音楽やってる人やもっと若い人が多く集まると思ってたが、一体どうやって人を集め何に惹かれて来たのか分からないが、会場はおばさま方でほぼ満席で驚いた。グレーのスーツにリクルート鞄持ってた私はかなり浮いていたはず。いずれの公演も同じような客層を想定しているとみえ、冬ソナのテンポに通じる演出にはついていけなかった。
_ [日常][仕事]初顔合わせ
公演では居心地がよくなくて、すっかりエネルギーを吸い取られてしまった。新宿でちょっと休憩して気持ちを切り替えてから、新バイト先の初顔合わせへ。出席前から、面接時の緊張がよみがえってきてカチンコチンの状態。この場で仕事の打ち合わせをすることになっているのだ。立食パーティーでこんなに緊張したのは初めて。思えば今の状況には何年も、どっぷり浸かっていて、新しい初めての事で全体像が見えなくて緊張する、なんて久しぶりのこと。あまり心臓には良くないけど、時にはこういう刺激も必要かもね。で、今後の仕事の内容を何人かの方に確認してみるが、みんな口を揃えて「そうだねえ、基礎となるものを」「まぁ基本的なところを」といった言葉で片付けてしまう。この抽象的な言葉をどう解釈して何の仕事すればよいのやら、結局分からないまま会はお開きになってしまった。参ったねえ。ま、型が無いなら好きなようにさせて頂こう。