2006-04-03-Monday [長年日記]
_ [日常][旅]ソウル初日
・朝、銀行でいっぱい換金する。ウォンが高いのか円が安いのか。
・C博図書室に着くなりJさんから携帯に連絡が来て、すぐに会って話をすることになる。自分の資料収集の時間がなくなってしまった・・・。驚くほど韓国語が出来なくて驚く。この前の通訳は何だったんだろう。
・Jさんと地下鉄で隣の駅に行き、ビル内の麺屋でキムチ炒めどんぶりを食べながら話の続き。和食屋の一部だったのでスープは味噌汁だった。ご馳走になる。
・午後から念願の作品調査。3時間立ちっぱなし(当たり前)で見せてもらうが、あっという間に終わる。とりあえず気持ちは満足。
・18時まで1時間あったので図書室に戻って、自分の調べ物。スライドを撮る。
・地下鉄に乗ったら突然足がとても疲れていること、お腹がペコペコなことに気付く。ソウル駅なら一人でも食べられる場所があるだろうと降りてみる。ロッテマート(巨大なスーパー)のフードコートで純豆腐チゲ(4500ウォン、\1=W8)注文。いまいちコクもなくて、フードコートレベルではあったが、街中の間食屋(?海苔巻き屋とか)の純豆腐よりは化学調味料の味も少なくて良かったと思う。
・少し元気になったので永豊文庫へ行く。専門書が刊行されていないことを祈りながら芸術コーナーを見る。期待は外れてしっかり重要な新刊書が出ていて、結局10万ウォン以上の買い物をする。
・予定より早めだが、今日は足が棒になったので宿に戻る。あまーいインスタントコーヒーを飲んでほっとする。どうして韓国で飲むとこんなにもおいしいのだろう。部屋で洗濯物をし、韓国語のクイズ番組を見ながら休む。
・なぜか緊急の仕事メールが大量に来ていて、ひたすら片付けてたら、あっという間に夜中。
2006-04-04-Tuesday ソウル二日目 [長年日記]
_ [日常][旅]午前中
朝、昨日の疲れがかなり残っててだるかったが、作品を見るならと思って頑張って起きた。
予約しておいたリウムへ。人がほとんどいなかったので、絵の前に座り込んでひたすら観察。あっという間に時間切れ。なぜ作品を前にするとこんなにも時間が早く過ぎてしまうのだろう?もっと早起きすればよかった。
リウムに行った後は、なぜかいつもとても優雅な気持ちになる。素晴らしい空間だと思う。
_ [日常][旅][食]ナムルには注意
昼は地下鉄駅で海苔巻きでもつまむ予定だったが、リウムの最寄り駅にそんな店はなかった。時間も無いので横断歩道を渡り、急な坂道沿いに並ぶ食堂にぽっと入った。テンジャンチゲ(W4000)を注文。これこれこの味!という料理が出てきて大満足。やはりフードコートとは違うね。付け合せのキムチ3種類、もやしのナムル、厚揚げもどきの和え物もおいしくて、どれもむしゃむしゃ食べた。口の中がヒリヒリしてたので、最後にインスタントコーヒーも注文。(コーヒーはなぜかタダだった。)
慌てて地下鉄で高大へ向かう。移動中、なんか口の中が気になり始めた。さっき甘甘コーヒー飲んで落ち着いたはずなのに何故?あ・・・。これニンニクの臭いだ・・・!たぶん付け合せのナムルに生ニンニクが使われていて、それが口の中と息で自分で気になるのだ(普段生ニンニクなんて日本じゃ食べないし)。わわ、どうしよう、15分後には知らない人に挨拶したりして、作品調査なんだけど!
電車の中で無駄にチョコレートをかじってみたりするが、それでニンニクの臭いが消えるわけもない。駅降りたら牛乳を買おうと思ったが、そんな店もなく探す時間もなくそのまま博物館へ。常設展を案内されたあと調査へ。正直、韓国だから大丈夫だとも思うが、どうだろう?
そんな訳で韓国で午後にアポをとった時は、昼食のナムルに気をつけよう。
2006-04-05-Wednesday [長年日記]
_ [旅][日常]資料収集で足は棒
午前中、近くの銀行で口座を開設した。しかしATMで入金の仕方が分からない!!
C博図書室で必要な画像をスライドに取り、本まるごとコピーをたくさん取った。何度もコピーカードを買いに行って、受付のお姉さんに「さっきのカードはもう使っちゃったんですか?ものすごい量ですねえ」と驚かれた。
夕方、慌てて中央図書館へ。色々とシステムが変更していて入館はIDが必要になっていた。雑誌論文をコピー。本当はもっとコピる資料があるが鞄に入りきらなくなり、しかも重すぎて歩けないので今日は17時でコピー終了。
昼・夜兼用で高速ターミナルビルに入ってるチェーン店ノルブポッサムで純豆腐チゲ石鍋定食(W6000)を食べる。個人店に比べて味は落ちるが、カウンター席があるので一人で気軽にさっと食べるには悪くない。
荷物が重くて手がちぎれそうなので、一度宿に荷物を置きに戻る。一休みした後、教保文庫で本を購入。あまりにも重いわ高いわで、もう嫌になってしまった。どうせマイナーなことやってるなら、徹底してマイナーなことやってれば、こんなに新刊書も出ないから本を買う必要もなかったのに、なんてどうでもいいことを考え始める。
明日は郵便局で重い本を郵送してしまうつもり。というより手荷物では重すぎて不可能。
夜、今日コピーした論文をチェックしながら必要な文献を拾い出す作業。明日中に何が何でもコピーするなり手に入れなければ。
2006-04-06-Thursday [長年日記]
_ [日常][旅]今日も足が棒
午前中、再びC博図書室へ。一時間論文コピー。残り一時間半はJさんの相談にのる。今回の旅では驚く程韓国語が出てこなかった。やはり英会話の練習をしなくては。
昼食はC博敷地内のシャレた洋食レストランで、Jさんにトンカツ(出てきたものはポークカツレツもどき)をご馳走になった。Jさんはわざわざ高級感あるレストランに連れてってくれた訳だけど、正直言ってその半額で食べられる庶民食の方がおいしい・・・。
午後、急ぎ足で常設展の必要な箇所だけを見た後、本屋へ移動。昨夜は気付かなかった、超重要な書物を発見して即買い。 宿に戻り、これまでに買った本と大量コピーを郵便局に持ってくためにまずは荷造りをするが、すごい量で大変だった。スーツケースに入れて何とか郵便局まで運んだ。郵便局のおじさんと何度も箱を詰めなおして、ぎりぎりりんご箱に収まった。ちょうど28キロだった。我が家はもう置き場所ないのにどうするよ・・・。(溜息)
夜、仁寺洞キルに面してるチェーン店で海鮮純豆腐チゲ定食(W6000)を食べた。付け合わせと石鍋ご飯はまぁまぁだけど、純豆腐チゲは満点ではなかった。今回ソウルに来てから毎日純豆腐定食ばかり食べている。大好物だから良かったけど、ソウルで変な目を気にせず女性が一人で入り、一人で食べられるものが限られてるから仕方がない。
ソウル駅に出来たデパートを見学した後、ロッテマートで一通り日用品を見て楽しむ。
2006-04-08-Saturday [長年日記]
_ [日常]
朝、知らない韓国人留学生からメールが届いていた。あまりに日本語が美しくて感激してしまった。私も韓国でああありたいものだ。午前中は洗濯物など。
午後、明日で展示が終わってしまうのでT博へ日本最古のししゅうを見に行く。あれは一見の価値ありで、色々と考えるところがあった。まだ古代まで手を広げてはいないが。わざわざ見に行って良かった!
夕食を洋食にするか和食にするか、夫の希望が分からなかったので、一応松坂屋に寄ってフランスパンを買っておく。→結局和食になったが。
帰宅。さすがに今日は疲れがたまっている。韓国からEMSで送ったりんご箱(本)が届いたが、今のところ開く場所もなくて玄関に置きっぱなし。
2006-04-09-Sunday [長年日記]
_ [趣味]勉強会
午前中、へぐむの勉強会。今日は民謡を中心に総復習した。民謡になると今やってる宮中音楽とポジションが違うので、指の押え方や音の出方も違う。民謡は弾いてる内にどれも同じメロディーに思えてきていかん。私が民謡をあまり知らないからなのだろう。壮行会を兼ねてナポリの下町食堂で皆でランチしながら、おしゃべり。
_ [日常]大片付け
まずは衣替え。意外に早く終わった。
17時頃、韓国から送ったダンボール箱を開くために、本と論文の置き場を作ろうとするが、これがエライことになってしまった。少しでもスペースを確保しようと、天袋半分を本置き場にした。途中、収納箱やダンボールを買いに行く。
しばらく見ない本・近くの図書館でも閲覧可能な本は実家に送り、不要そうな書類は処分。それで何とか本だけは本棚に入れ、仕事する時に効率よく必要な本を見られるよう大掛かりな配置換えもする。
それだけでもう午前2時半。一段落ついたものの、未だダンボールが7つも転がっていて、どうするかが大問題。これ以上本棚の前にダンボールを置きたくないし。でも今日はとりあえず寝る場所だけ確保して、続きは明日にしよう。
2006-04-11-Tuesday [長年日記]
_ [日常]さらに片付け続き
普段見ない本を入れたダンボールが部屋に収まりきらないし、先週コピった論文はまだ紙袋に入れっぱなし。でもこれ以上本棚の前にダンボールを置きたくない。ならば別のものと置き場を入れ替えるしかない。それで押入れにしまった冬服と、おうちクリーニングしたばかりのセーター類を家から追い出しちゃおうと、きれいなダンボールに詰めなおす。それにしてもどうしてこんなに本とコピーが増えちゃったんだろう?都内図書館でも見られる日本の本はほとんどしまって、韓国・中国ものしか並べてないのに。韓国で専門書や図録類がどんどん出版されてるから(良いことなのだが)仕方ないか。それより床が抜けて建物が壊れちゃったらどうしよう?弁償できないなあ。マジメに最近気になっている。
午後は初仕事(講義)に行ってくる。朝から肉体労働で一仕事終えて、既に疲れ気味。
_ [仕事]教卓の意味
今年はまた「なぜあなたが?」という、資格関係で新しい科目を担当することになった(講義数は一つ減って一つ増えたので変わらない)。まぁ一学年が4〜60人の少人数の学校なので、全員出席の必修科目であってもたかがしれているのだが、今回はその中でも資格取得を目指してる学生が取る科目で、受講者は8人、今までで最少人数だ。教室は、教卓もなく黒板の前でただ先生だけが学生側を向いて座る形式になっていて、小さな個人塾のよう。
さすがに一年前のように、前に立つだけで緊張するということはなかったが、新たな課題に直面することとなった。今まで階段教室で、立派な教卓やAV機器の前に立ち、マイク使って話していたのだが(パワポ使用するから基本的に教卓前から動けないのは仕方なかった)、そうしたセットによって心理的に学生との境を作り、ちょっと距離をとっていたことに気付いた。しかし今回は境を作るものが学生と同じテーブルしかなく、しかも皆はとても近い位置に座っていて、どう距離をとれば良いのか分からないまま終わってしまった。そもそもどこ見てしゃべればいいんだろう?それに大問題なのは、学生と同じ高さのテーブルを教卓代わりにしなきゃいけないので、アンチョコが使えないのだ。ってアンチョコじゃなくてノートっぽくすれば良いのだろうけど。
あれだけ少人数だと、一人一人と話もできそうだから慣れればやりやすいだろうけど、しばらく落ち着く距離感を探すまでは妙に疲れそうだ。
大してしゃべってもないのに帰りの電車では熟睡。
2006-04-14-Friday [長年日記]
_ [日常]英語の試験
午前中、英会話1レッスン。40分はあっという間だが、習ったことは全て身につけようと思うと、復習の時間も必要だし一日これ以上は無理だ。今日はイギリス系の先生で、昨日のアメリカ人の先生に比べて、簡単な文章でも音を意味として理解するのに時間がかかった。
昼過ぎ、GTECを受けた。何の対策もしなかったらぼろぼろだった。そもそも日本語でどう伝えれば良いのか分からないビジネス内容を、英語で説明できるわけがない。というわけで半分は日本語の問題だろう。
私はトフルとかトイックの勉強もしたことなく(試験を受けたことも見たこともない)、最後に受けた英語の試験は大学1年の国連英検だか英検。今回の英語の試験はそれ以来で、試験開始早々、問題文を読んだり聞いたりすること自体が面倒になっちゃって、集中力も途切れて困った。この手の試験を受けるには集中力の訓練が必要だなと思った。
2006-04-18-Tuesday [長年日記]
_ [日常][仕事]講義前なのに睡魔が・・・
今日からの講義は今までと勝手が違うため(狭い教室、少人数、学生と極めて近い距離、こちらのノートは丸見え、ノートPC使えない、マイクなし、内容的に参考として示す画像がない)、どの程度準備すれば1コマになるのか見当が付かない。内容も、私自身初めて話す内容でうまくまとまるか分からず、また皆の想像と私の想像がどの程度相違があるのかもまだ分からない。
今日はちとかたい話をせざるを得ず、眠くなられそうなので、ワークシート形式のプリントを作ってみた。それに沿って、一通りしゃべってみたところ、余裕で1時間以上かかることが分かった。要するに実際の講義前に1時間以上も一人でぼそぼそしゃべってた訳で、急に睡魔が襲ってきたのは疲れたからか?
_ [仕事]今日使ったワザ
ガイダンスも終わり今日から講義は出欠をとることになってるからか、教室のドアを開けたら学生数が先週の2倍に増えていて驚いた。10人未満なら一人ずつ話す機会を与えようかと考えていたが、15人近くとなるとどうしようかな。
今日の講義はまぁ無事に終わった。事前に考えていったことだが、今日はいくつか初めてのワザを使ってみた。
・ランダムに当てて短い文章を音読させる
色々な学生がいるらしいから当てるのは結構ドキドキだったが、幸い学生の大部分が最も素直な学部1年生(しかも前期なので高校生みたいなものだ)だったので何とかなった。
・重要なポイントを板書する
中学生用の授業かいって感じだけど、実技系の学生だし講義は分かりやすくしようと思ってワークシートを作った。そこに書き込むべきキーワードを板書しただけなのだが、板書って難しい。まず、まだメモを見ないと忘れてしまって板書できない(ちなみにで講義も無理・・・)。きれいに板書するのが難しい。チョークの粉を飛ばさないようにするのが厄介(スーツ汚したくないし)。でも板書は確実に一つの道具として使えそうだ。
あとはワザに入るか分からないけど、最初にひえぇ〜難しそう〜とビビらせた直後に簡単であることを示し、教室の空気をちょっとかき回した。これで内容が頭に入るかどうかは不明だが。具体的には、小さな字でいっぱいの英文プリントを配布したら、ひえー英語だーとギャーギャー騒ぎ出した。その後、じーっとプリントを眺めて困った空気になってきた。そこへ、「自分が動物園を作ると考えてみて〜!たとえば象さんとおサルさんと・・・」と例え話を始めたら、黒い頭しか見えなかったのが途端に笑顔でいっぱいになった。
さて他にどんなワザがあるだろう。
2006-04-20-Thursday [長年日記]
_ [日常]日本語の問題かも
今日は英会話3回目。1回40分の授業をたった3回しか受けてないし、普段は全く英語を使ってないので(先週から授業の復習は始めたが)そんなすぐに上達する訳もない。それにしても悲しくなるほど英語が話せない。
たしかに40回通えば、英単語がとっさに口から出てこない部分について、今よりは多少解消されるかもしれない。でも問題の根本は日本語力なんじゃないかと思えてきた。
夜。学生が大学を超えた交流をするための飲み会(今年で7回目らしい)にいちお参加。そこでちょっとしゃべった時に、日本語のできなさを再び認識した。いや、今日に限らず、中学の頃から時折真剣に日本語のできなさを深く認識することがあったのだが。日本語会話の特訓をした方が早い気がしてきている。
_ パンダがお利口さんになってきた。早くも飼い主を追い抜きそう。「距離つけて頑張ってって何だろう?」だとさ。
2006-04-25-Tuesday [長年日記]
_ [仕事]「ノートをとる」授業と講義の違い?
去年も聞かれたが、今年も大学一年生の学生から質問を受けた。「この授業はノートを取るか?」と。
去年は質問の意図が全く読めず即答できなかったのだが、今年は本格的な講義に入る前に、まず高校の授業と大学の講義の違いについて思うところを説明することで、解決を試みた。必修科目でもなく、ましてや資格取得のための講義で、そんな話するのおこがましいけど仕方がない。
よくよく思い返してみると、私のときは誰もそんな質問しなかったけれど、大学1年の授業時、先生の話はメモしておくように、意外に雑談の中にヒントが含まれていて後から参考になる、雑談のメモから授業の内容が思い出されるものだ、といった話を聞いた覚えがあるので、同じような疑問は持っていたのかもしれない。
2006-04-26-Wednesday 餡子づいてる一日 [長年日記]
_ [仕事][日常]待望の調査
午前中T大事務バイトして、午後から先生方と一緒に展示関連の調査で3軒まわる。
1軒目では予想外に初めて見る(新しくどこかからか出てきた)ものが沢山あって驚いた。すごい・・・。今回は単なる調査ではなく展示関連ということで、柏餅をご馳走になった。二色あって私は白餡の方を頂いたのだが、モチモチしていてとても美味しかった!そして大好物の甘納豆までお土産に頂いて、私はメモ取ることしかできないのに(先生方にくっついているだけ・・・)申し訳ない。
2軒目は以前も見たことのある作品2点だが、久しぶりに見たら印象が違った。そして何故かここでも柏餅が出てきて、笑ってしまった。今回は普通の餡の方。おいしいのでお腹に入ってしまう。
そして3軒目。店のご主人が先生方と話し込む。こういう仕事をするには、大人の話ができないと成り立たないんだな。良い経験をした。そしてこちらではカルカン巻(?)が出てきた。既に柏餅を二つも食べた後だったので迷ったが、お抹茶が出てきたので、やはりお菓子は頂くことにした。カルカン大好きな私としては嬉しかった・・・。でもさすがに甘いもの食べすぎで、夜のお疲れ様飲み会での最初のビール一杯は、いつもよりいまいちだった。
そういえば駅構内の和食居酒屋に入ったのだが、すずきかま焼きがオススメというので注文。かま焼なんて久しぶりで嬉しくなっちゃって、骨がピカピカになるまできれいに平らげたら、女将さんに褒められ(?)、料理長さんから挨拶されてしまった。かといってサービスしてもらった訳ではない。
2006-04-27-Thursday [長年日記]
_ [日常]
朝、英会話1コマ終わった後、久々に大学に行き、昼食にカフェテリアでハヤシライスを食べた。
13時から1コマ、ボスによる学部向け概説にもぐる。今年最後だしというのもあるが、今こそもう一度概説を聞きたいと思ったので、追い出されない限りは一年間もぐる予定。
それがさすが何十年もの年輪を重ねた講義だけあって(きっと毎年同じ講義を担当してたんだろうし)不要なものは削ぎ落とされた話ぶりで、ほんとに感動ものだった。たしかに内容は概説で(深く詳しく論じてる訳ではない)知らない話も無かったし、誰でも出来そうな感じはするのだが、あろうことか、ボスの話が大変分かりやすく(いつもは禅問答に近い)、頭にすぅっと入ってくるのだ。しかも概説で聞いた分野をちょっと研究してみよっかなぁ、と思ってしまうほど興味をそそられたのだ。すごいことだ。
その後、大学図書館で論文をコピる。大学に籍が無いのでDVDは見られないわ、ネット検索可能なパソコンも使えないわで、疎外感を味わうがコピれるだけマシとしよう。
2006-04-28-Friday [長年日記]
_ [日常]
午前中、英会話。1コマもだいぶ慣れてきたので、来月からは2コマずつにしようかと思う。宿題だった英作文を見てもらったら、色々指摘を受けて面白かった。
午後、レジースーザンに友人へのプレゼントを買いに行く。
_ [研究]現像代に泣いた
調査したフィルムの現像と紙焼きを受け取りに行ったら、目ん玉が飛び出る程高い額を請求されて、本当に血の気がサーっと引いて、クラクラした。なーんでこんなに高いのぉ?びっくり仰天して確認したが間違いではなかった。なんてこと・・・。仕方がないので銀行に貯金をおろしに行く。
受付のおじさんには「どちらか、会社の方ですか?」「あっえっ?!個人の方?それはそれは失礼致しました、こんなにたくさんありがとうございます」なんて言われて、ちっとも嬉しくないし、悲しくなる。でも多分私があまりにひどい顔してたので、思わず声をかけちゃったんだろうな。ほんとは現像に預けるフィルムを鞄に入れてたんだけど、もう勇気がなくなっちゃって、それは持ち帰ってきた。
予想外の莫大出費に帰り道、なんだか情けなく悲しく惨めになっちゃって、まだ明るい内なのにわんわん涙を流しながら水道橋から家に向かって自転車を引いた。すれ違う人々には振り返られ(下向いて歩いてたからよく分からないけど)、きっと大失恋でもしたんだろうと思われてたに違いない。
_ [日常]お祓い
そもそも写真屋に行く前に調子が狂ってしまっていた。水道橋駅付近で突然サラリーマン(私より少し年上か?)に怒鳴られたのだ。
私は英語や韓国語の発音練習をしながらチャリに乗っていたのだが(=ゴキゲンだった)、男が後ろから追いかけて来てたらしく、突然腕をつかまれ「てめぇは人にぶつかっても平気なのかよ!」と怒鳴られたのだ。何のことだかさっぱり分からず、しかも突然のことだし初めてのことでどう反応すればよいのかも分からず、ただただびっくりしてしまっていた。そしたら男は大興奮しながら、あれやこれや文句を言ってきた。知らないふりするとは何事か、と。
どうやらチャリの後輪が鞄にぶつかったらしいのだが、私はノロノロ運転だし、そんなに男が主張するほど激しくぶつかった覚えもないのだが、とにかく怒り狂っているので、無条件に平謝りした。しばらくして男は去ったが、よほど男は頭に来ていたのだろう。
今考えたら、とっても上品に「あらららら〜それはそれはごめんあそばせ〜!御怪我はございませんか〜?」なんて高い声で、しおらしく反応するとか、突然チャリから降りて土下座して逆に驚かせるとか、何か方法があっただろうに、素直にびっくりしただけで、相手の難癖にちょっと反論したり普通に反応しちゃって、とても損した気分。
あ〜そもそもぶつかった覚えはないのになあ。次回こんなことがあったら、徹底的におしとやかな態度で逆に驚かせる方法をとりたいものだ。
現像受け取った帰宅途中、これもきっと厄年だからいけないのだ!と思い、帰宅して神田明神でもらったお札にむかってお参りしておいた。
_ しの [お帰りなさいませ。お疲れさまでした!]
_ stasi [ただいま、です!旅行中はひたすら肉体労働(=単純に楽しい)だったからか、帰国してからなかなかじっくり思考モードに戻れ..]